前歯を失ってしまった女性(画像は『CBSDFW 2017年7月3日公開 YouTube「Woman Wakes Up From Minor Surgery With Front Teeth Missing」』のサムネイル)

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医療ミスによる被害は日本だけではない。海外では驚くような医療事故が起きている。このほどアメリカから膀胱の手術を受けた後、前歯が3本無くなってしまった女性の話題が届いた。命に関わる状態ではないが、『CBS DFW』のインタビューに対して時折手で口を覆う女性の姿が見られた。

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米テキサス州北部在住のゲイル・タップさん(Gail Tapp)は、フォートワースの病院「USMD Hospital」でさほど難しくはない膀胱の手術を受けた。

目が覚めてすぐに、ゲイルさんは口の中に違和感を覚えた。確認してみると前歯が3本無くなっていたのだ。夫のマニュエル・ドミンゲスさん(Manuel Dominguez)曰く、医師に「手術後、呼吸器のチューブを外そうとしたが誤って前歯に当たってしまった」と告げられたという。よほど強く当たったのだろうか…。

実はゲイルさんの前歯は、以前治療をしてブリッジを施していた。手術前にゲイルさんはブリッジの歯があることを医師に伝えていたのである。ゲイルさんとマニュエルさんは病院に弁償を求めた。しかし病院側の保険会社はこれを全面拒否。理由は手術を行うにあたってのリスクが記された同意書にサインしたからというものだった。ちなみに現在のゲイルさんは入れ歯をしており、それには約15,000ドル(約170万円)もかかっている。

ゲイルさんとマニュエルさんは何か月も病院と交渉したが、埒が明かないために米消費者司法協会に協力を求めた。同州ダラスのメディア『CBS 11』は、先月31日から病院のマーケティング&コミュニケーション担当部長に電話と電子メールで接触を試みている。

米消費者司法協会は同州アービングにある「USMD Hospital」の本部を2度訪れたが、病院側はノーコメントを貫いたそうだ。今は入れ歯でカバーしているゲイルさんだが、笑う時や物を食べる時などつい手で口を隠してしまうとのことだ。そして「私たちは支払うべきものは病院側からきちんと支払ってほしいのです。彼らに人として当然のことをして欲しいだけです」と訴えている。

ちなみに米消費者司法協会がオンライン上で調査したところ、米国内で同様の訴えが数十件も見つかった。これにより専門家は、手術中は歯を保護するためにプロテクターをつけることを推奨している。

歯を失うという災難に遭ってしまったゲイルさんだが、米マサチューセッツ州では昨年、同姓同名ゆえ混同した病院のミスで健康な腎臓を摘出されるというあり得ない医療ミスが起きていた。

画像は『CBSDFW 2017年7月3日公開 YouTube「Woman Wakes Up From Minor Surgery With Front Teeth Missing」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)