SEVENTEEN「13のエネルギーが集まって、最高の力を発揮するのが僕らです」

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ミニアルバム「Adore U」から3rdアルバム「BOOM BOOM」まで、才気あふれる少年たちの成長を見せたSEVENTEEN。今回の4thミニアルバム「Al1」では清涼な悲しみを語りながら、今年のSEVENTEENプロジェクトの幕を開けた。13人の純粋な少年たちが成長痛を経験して、清涼な悲しみを感じるストーリー。タイトル曲「泣きたくない」そのストーリーに共感すること間違いない。

――今回のアルバムのコンセプトである“清涼な悲しみ”は、SEVENTEENにとってどんな意味ですか?

バーノン:1stアルバム「Adore U」の少年が成長していくこと、成長しながら初めて感じた悲しみを意味します。

ディエイト:ポジティブな人も仕方なく、ときには悲しくなるときがあるじゃないですか。そんなとき、清涼な悲しみが感じられるんじゃないかと、メンバーと話しました。

ジョシュア:その通りです。既存の僕たちの清涼なイメージに悲しみを入れました。トーンダウンして真剣な雰囲気で(笑) 普段はすごく明るいんですけど、今回のアルバムを準備しながらみんな真面目になりました。特に、ジョンハンが淡い表情をするのが上手でした。

ウォヌ:20代後半から30代の方々には青春を思い出してほしいと思いました。「ああ、私たちもあのときはそうだったなぁ」みたいな?

ミンギュ:うん……。恋人と別れたというよりは“悲しみ”そのものに対するアルバムです。ステージ上でメンバーごとに、悲しみに対する感情を自身だけの方法で表現しました。メンバーそれぞれの感情がちゃんと表れているんじゃないかと思います。

ウジ:実はコンセプトとしては悲しみを語っているんですけど、音楽そのものはそんなわけではありません。サウンドも明るいほうですし、歌詞も悲しいんですけど、その悲しみを乗り越えたいため、どちらかと言うと「僕は泣きたくないんだ!」というほうです。今回のアルバムは、少年期の停滞を乗り越える成長談です。

スングァン:清涼感に悲しい雰囲気を入れたコードや歌詞にも気を使いました。ジャンルもEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック) を試みて、3rdミニアルバム「BOOM BOOM」のときとは、はっきりとした差を感じていただけたと思います。

――アメリカ・ロサンゼルスでロケ撮影をしたと聞きました。撮影中の面白いエピソードはありましたか?

S.COUPS:デビュー当初は、小さな部屋で小さなマイクを使って制作をしていました。今回ロサンゼルスの宿舎で、小さなスピーカーでレコーディングをしながら、スタート地点に戻った感じだったので、懐かしさを感じました。今のメンバーを改めて誇らしく感じた瞬間です。

ジョンハン:ジョシュアが初めて韓国に来たときは、故郷に帰ったら心が平和になるという話をしました。それがどういうことか分からなかったんですが、行ってみると分かりました。そこにいるだけで癒やされる気分?(笑)

ホシ:今回のパフォーマンスチームは、海外の振付師に授業を受けたのが一番記憶に残ります。練習生のときから映像だけで見ていた方と一緒にいるのが不思議でした。夢に近づいているような気分でした。

ディエイト:今回ロサンゼルスに行ったので、次はメンバーと中国でコンサートをしたいと思います。錦の御旗という感じで?

――「Adore U」から「BOOM BOOM」までで見せた明るいイメージとは違って、今回は悲しみが加えられました。このギャップを埋めるためにどんな努力をしましたか?

ディノ:映画もたくさん観て、音楽もたくさん聴きました。感情に入るためにみんなとたくさん話し合いました。

ディエイト:そう!「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」「ワン・デイ 23年のラブストーリー」「イフ・オンリー」など、時間があるたびに悲しい映画をたくさん観ました。20本ほど観たと思います。

ジョンハン:特にBEAST先輩の「雨が降る日には」を聴きながら感傷に浸りました。

ミンギュ:メンバー同士でいたずらを減らして、真剣になろうともたくさん話した。もちろん上手く行かなかったんですけど(笑) こんなに明るいステージで大丈夫かなぁという不安もありました。いざショーケースのときにファンの前に立つと、ぐっとこみ上げてきてステージが上手くいきました。

ジョシュア:個人的には「7番房の奇跡」「ウェディング・ドレス」みたいな、両親に対する映画を観ると感情に入りやすくなりました。練習生のとき初めて慣れない韓国に来て、両親と離れて過ごすのが大変でした。もう家族みたいなメンバーがいて寂しくはありませんが、まだ両親のことを思うとジンと来るものがあります。

――SEVENTEENはボーカル、ヒップホップ、パフォーマンスチームで構成された自己制作グループとして有名です。普段アイデアはどこから得ていますか?

ホシ:特にインスピレーションを得るというよりは、普段たくさん観るようにしています。海外の振付師も観て、映画も観て、今回は現代舞踊もたくさん観ました。日常で想像するのが好きです。例えば、モノ一つを見る時もこれを振付につなげると、どんなものになるんだろうと思います。

ウジ:すべて? 目覚めてすぐに「あっ!」とすらすらと書けるような天才肌ではありません(笑) 話しながらメモしたり、メンバーとおしゃべりしながらメモしたりして、真面目で着実にアイデアを収集しています。

ウォヌ:暮らしの中で感じた想像力を歌詞にたくさん入れます。「表情管理」という曲で「信号機の下で口づけすることに対して、君はどう?」というパートがあります。それも横断歩道を渡りながら、愛情表現をするカップルを見て思い出したアイデアです。

ディノ:メンバー全員が雰囲気に合うトーンを出すために努力します。落ち着いた曲だと落ち着いた感性で、それぞれのパートをどのように活かすか、ありふれた印象を与えないために努力します。

ジョンハン:場所も重要です。いつも作業をしている小さな部屋があります。部屋の中で13人が集まって作業をします。そこで何度も出してみるのです。テーマに合う単語やストーリーなど、何もかもです。そのうちに面白いアイデアもたくさん出てきます。

ドギョム:僕たちにとってブレインストーミング(新たなアイディアを生み出すための方法の一つ) は必須です(笑)

――今回のアルバムで、特にファンに「もう一度見てほしい」とお願いしたい部分はありますか?

ミンギュ:アルバムの歌詞が前作の歌詞とつながる部分がたくさんあります。1stミニアルバムのタイトル「Adore U」から今まで、愛していると言ったことがありません。いつも「君はきれい」「大切に思っている」「万歳」みたいな、少し軽いような言葉を言ってきました。以前の曲「Adore U」で、単純に「大切にする」と言っていた少年が「君1つだけを大切に思っていた僕を置いて、君はどこに行ったんだ」と、他人に対する感情が豊かになりました。ファンに愛してると真剣に話せる少年になっていくことを表現しました。

S.COUPS:そうです。ファンに対する愛情はますます深まっています。今までファンに愛してるとあまり言えませんでした。「BOOM BOOM」のときも、曲の中であんまり表現できなくて残念でした。今回の作業の中心にはファンもいました。CARAT(ファンクラブ) の愛に応えようとするのが、今回のアルバムの目標でもあります。

ホシ:もっと気を使ったのは、少年の複雑で悲しい感情をダンスで表現して、それがいかにして上手く伝わるだろうかということでした。パフォーマンスチーム同士で練習していて、またフリースタイルでも踊ってみたんですけど、悲しいからひざまずくことになりました。これが「泣きたくない」のポイントダンスです。また、ある日はイヤホンをつけて宿舎に戻るとき、電灯が点滅しました。BパートにS.COUPS兄さんのパートにある「通い慣れた道〜」を歩くとこんなムードになるんじゃないかと思って、その記憶を振り返りながら電灯が点滅するような振付も入れました。もう一度注意して見てください(笑)

ディエイト:僕とジュン兄さんが「MY I」という曲を作詞しました。2人共韓国語がまだ上手じゃないので、中国語で歌詞を書いてから翻訳しました。初めて作詞に参加する曲なので意味があります。たくさん愛してください。

ウジ:そうそう(笑) そして清涼な少年たちの悲しい感情を重点的に見てください。SEVENTEENのタイトル曲も収録曲も、全メンバーがアイデアを出しながら努力した結果です。

――メンバーが13人もいると、それぞれ考えが違うじゃないですか。意見調整が大変ではありませんか?

スングァン:みんな意地を張ることがありません。例えば、ホシ兄さんが僕たちのコンセプトに合わない曲を書いてきたら「ホシ〜眠いの?」とからかったりして(笑) 本当に負担なく楽しく過ごしています。

ウォヌ:むしろデビュー前には見解の差がありました。それが縮まらなくて曲を全部それぞれ書いたりもしました。しかし、徐々にお互いの意見を合わせていく方法を身に付けました。今は1つの目標に向かって、僕たちにできる最善を一緒に探しています。文字通り、配慮と最善を学びました。

ディノ:実は曲の作業よりは小さなことに拗ねます。例えば、ジュン兄さん! いたずらを少し減らしてもらえないかな?(笑)

――明るいばかりだった少年たちが、さまざまな感情を持つ男に変わっていくみたいですね。男SEVENTEENもイメージできますか?

ミンギュ:男として成長しているタイミングだと思います。去年撮影した「@star1」のグラビアを見ました。ほぼ1年が経ちますが、先程撮った写真と去年撮った写真が違いました。これからもそうだと思いますが、もう大人にならなきゃと思っています。「Adore U」「万歳」みたいな楽曲は10代後半、20代前半の子たちが聴かせられるストーリーだと思います。しかし、もう少年も成長しなきゃなりませんね。難しいと思いますが(笑)

ウジ:アルバムごとに成長していく姿を見せるだけです。遠い将来を想像したことはありません。成長していく姿を描いていくうちに、自然に大きくなっていると思います。そのときのそれなりの姿を見せられるんじゃないでしょうか。SEVENTEENの明日が僕も知りたいです(笑)

ウォヌ:少年から男性になっていくのは、多くの風景が変わることです。少年が社会生活をしながら感じるものも多いと思いますし。そのようなことをベースにたくさん溶け込ませてみたいと思います。

――音楽番組1位と、さまざまな授賞式でたくさんの賞を獲得しました。グループの人気が高まっていくのを実感していますか?

ホシ:今回「2017 DREAM CONCERT」のとき、順番が変わりました(笑) 僕たちがコンサートの後半の順番であることに、本当にびっくりして不思議でした。CARATに感謝しています。

ジョンハン:人気は、そうですね。変わった点はあります。メンバーといろんなことを経験しながら成長したこと。お互いに敏感な部分も経験して、良いことも一緒に経験し、お互いを理解する方法を学びました。一緒にいるときに笑いが絶えないとき、僕たちが同じグループであることを実感します。たまに一度ずつ、ぐっと感情がこみ上げてきます。

ウジ:変わったことはありません。いつものように行動するだけですし。まだ、現在進行形のグループであるため、たくさん努力しています。

ジュン:そうなんです。デビューさえすれば、すべてが楽になると思っていました。画面の中の華やかなものだけ見て、妄想だけいっぱい思い浮かべていました。しかし、そうじゃないことを毎日気付かされます。もっと努力して成長しなければならないと思っています。

ジョシュア:単独コンサートは夢みたいです! 練習生のときに100人ほどのCARATが来ていましたが、もうショーケースや事前収録にも想像もできないほど来ていただいて、感謝していますし不思議です(笑)

――SEVENTEENが愛される理由は何だと思いますか?

S.COUPS:まずは人数が多いので、出せるエネルギーも多いと思います。13のそれぞれのエネルギーが集まって、最高の相乗効果を発揮するグループが僕らです。

バーノン:その通りです。13人でいるときが一番パワーがあふれます。真正性? SEVENTEENならではの音楽を作って、ステージに立つことにおいて、真正性が格別じゃないかと思います。

スングァン:そして切実であること。毒気と根性が並外れていると思います。ステージ上でいつも「ステージを壊してこよう!」とたくさん言います。本当に壊すときもあるので、制作陣から手加減してほしいと頼まれるほどです(笑)