(左から)デイカー・モンゴメリー、ナオミ・スコット

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 製作費約120億円を投じ、日本の特撮「スーパー戦隊」シリーズの英語版ドラマを映画化した「パワーレンジャー」に出演した若手スター、デイカー・モンゴメリーとナオミ・スコットが来日し、作品の舞台裏について語った。

 不思議なコインを手にしたことで超人的なパワーを得た5人の高校生が、正義の心に目覚め、世界を滅ぼそうとする悪の戦士に戦いを挑むさまを描く。モンゴメリーがレッドレンジャーとなるジェイソン、スコットがピンクレンジャーとなるキンバリーをそれぞれ演じている。

 オーストラリア出身のモンゴメリーは本作に続いてNetflixの人気SFドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の新シーズンに出演し、イギリス出身のスコットはガイ・リッチー監督の実写版「アラジン」のジャスミン役候補に挙がるなど、スター街道を今まさに駆け上がっている最中。「本作ですごく成長したと思う。大学を卒業する直前にこの役が決まったんだ。泳ぎ方も知らないのに、プールの1番深いところにぽんと投げ込まれたような感じさ! 本作でハリウッドデビューできて本当にラッキーだったよ」(モンゴメリー)、「アクションものは初めてだったから、トレーニングや殺陣について多くを学んだわ。それが1番の成長といえるかもしれない」(スコット)と充実の表情を浮かべる。

 とはいえ、アクション満載の本作で、しかもヒーロー役に挑戦するのは並大抵のことではなかった。「スタジアムでの撮影は、朝の3時に50テイクも撮影してね……しかもカットされたんだよ(笑)。(ディーン・イズラライト)監督は何度も撮り直すんだけど、(演技指導を受けたのは)特に僕。苦労したのはそこかな」(モンゴメリー)、「水中シーンが1番つらかった。1日中水に浸かっていなければならないし、メンバーの1人の体を支えながらもぐるシーンで、実際にはダミーを使ったんだけど、なぜかとにかく重いのよ(笑)。どんどん沈んじゃって死にそうになったわ」(スコット)と過酷な撮影を振り返る。

 「谷を飛び越えるところで、(空中で)手足を動かさなきゃいけないんだけど、あれが意外と難しくって。デイカー(・モンゴメリー)なんか、『E.T.』の自転車をこいでるシーンみたいだったのよ!」とスコットがぶっちゃけると、すぐさまモンゴメリーが「僕はE.T.です」とボケるなど息のあった会話を繰り広げ、劇中さながらのチームワークを見せ付ける。

 本作の前身となるテレビ版「パワーレンジャー」は、1992年に日本で放送された「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を基にしている。本作の劇中にも、20年以上の歴史を誇る「パワーレンジャー」のファンはもちろん、「スーパー戦隊」シリーズの生誕地・日本のファンにはなじみ深い描写がちりばめられている。

 モンゴメリーとスコットに、日本のファンに教えたいコアな注目ポイントを聞くと「“タイタンバトル”というか、『パシフィック・リム』でも描かれていたような巨大バトルかな。ビルと同じような大きさのクリーチャーと戦うのって、日本的なものだと思う。本作にはオリジナルのシリーズに基づいている部分はかなりあるんだけど、アップデートも必要だった。『パワーレンジャー』が始まってから23年間経っているから、映像技術もものすごく革新されているんだ。その結果、本当にスペクタクルな映画になっているよ」とモンゴメリーは旧シリーズの魂を受け継ぎながらも、最新鋭の映像技術がふんだんに盛り込まれていると手ごたえ十分。

 対するスコットは「あまり多くの方が知らないポイントとして、スーツの胸の部分だけがCGで表現されているの。宇宙を象徴しているのよ。見ただけではなかなかわからないと思うから、そこもちょっとチェックしてほしいな」と語った。

 「パワーレンジャー」は、7月15日から全国公開。