強く、激しく、美しく。fox capture planがストリングス・カルテットとともに魅せた七夕の夜

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 fox capture planの【+QUARTET TOUR -FRAGILE TOUR EXTRA-】東京公演が、7月7日にビルボードライブ東京で行われた。

fox capture plan ライブ写真(全5枚)

 今年2017年1月にアルバム『FRAGILE』をリリース、さらにTBS系ドラマ『カルテット』の劇伴を担当し注目を集めるなど、近年目ざましい活躍を見せるfox。そんな彼らの最新ステージを楽しみに集まったファンで埋め尽くされた本公演は、満員御礼のソールドアウト。ステージに寄せる期待の高さが窺える。

 開演時間になると、岸本 亮(Pf.)、カワイ ヒデヒロ(Ba.)、井上 司(Drs)のfoxメンバー3人とともに、バイオリン、ヴィオラ、チェロからなるストリングス・カルテットのメンバー4人が登場。お馴染みの7人編成で、2015年にリリースしたカバー・アルバム『COVERMIND』に収録されているビョークのカバー「Hyperballad」からステージはスタートした。叙情的なピアノの旋律とストリングスの音色が融合し、会場を一気に神秘的な世界へと引き込んでいく。そして最新アルバム『FRAGILE』からも「FRAGILE#2」をはじめ3曲を披露。先程の柔らかな楽曲とは違う、力強いサウンドが印象的な楽曲が立て続けに披露されると、徐々に会場の熱気が帯びていく。ダイナミック、かつ堂々とした演奏で魅せるステージは、彼らの現在の勢いをも表しているかのようである。

 その後も『FRAGILE』の収録曲を中心に、「Butterfly Effect」など人気曲を披露。岸本、カワイ、井上の個々のテクニックが織りなすサウンドが激しく、力強く、そして美しくストリングスの音と響き合い、楽曲ごとの世界観を見事に表現していく。さらに後半では、ドラマ『カルテット』の劇中歌「Theme from Quartet」を披露。オリジナル曲とは違ったストリングス・バージョンで披露され、さらにピアノ、ベース、ドラム、バイオリンの各ソロ・パートでは激しい演奏が繰り広げられると会場からは歓声が上がり、ボルテージも最高潮へ。

 アツいステージで会場を盛り上げる彼らだが、MCでも会場を沸かせていた。関西出身の岸本を中心として進んでいくMCは、メンバー独特のゆるい間合いで繰り広げられ、演奏している姿とはまた違った彼らの一面が伺えた。また、次が最後の楽曲と伝えると会場からは「えー」という声が上がり、岸本が「えーじゃないですわよ」と、(岸本本人いわく)ビルボードライブの会場に相応しいという口調で返し、笑いが起こる場面も。MCで和やかな空気を作ったかと思うと、最終曲、そして、アンコールではその空気を塗り替えるような激しく、かつ力強い演奏で、ステージは終了した。

 fox capture planは7月27日にビルボードライブで本ツアーを終えた後、【サマーソニック 2017】や【東京JAZZ】、さらには韓国で行われるフェス【Chilpo Jazz Festival】にも出演が決定している。日本だけでなく海外にまで活躍を広げる、彼らの勢いはまだまだ止まらない。

photo:kayo sekiguchi


◎公演情報
【fox capture plan +QUARTET TOUR -FRAGILE TOUR EXTRA-】

2017年7月2日(日)  名古屋JAMMIN’ ※終了
2017年7月7日(金)  ビルボードライブ東京 ※終了
2017年7月12日(水)  仙台市戦災復興記念館記念ホール ※終了
2017年7月27日(木)  ビルボードライブ大阪

オフィシャルHP:http://foxcaptureplan.tumblr.com/