子犬は赤ちゃん言葉で話しかけられると喜ぶ!?

イギリスで最も権威のある団体の科学誌に、子犬は赤ちゃん言葉で話しかけられる方が喜ぶという研究結果が掲載されました。
犬に赤ちゃん言葉が有効か、というおもしろい研究では次のような実験を行いました。
赤ちゃん言葉と通常の言葉、それぞれで犬に話しかける音声を30名の女性たちによって録音し、ニューヨークの保護施設にいる犬で、成犬と子犬10頭ずつに録音した音声を聞かせて実験をしました。
すると、成犬10頭は、赤ちゃん言葉と通常の言葉の反応に違いが見られなかったのに対して、子犬は10頭中9頭が赤ちゃん言葉に対してのみ強い反応を示したというのです。
「赤ちゃん言葉」に強い反応を示した理由ははっきりとわかっていませんが、赤ちゃん言葉は「高いトーン」で「ゆっくり」と話す傾向があるということで、このあたりに理由がありそうです。

犬が好きな声で賢くトレーニング

犬は高い声が好き?

犬は男性より女性が好きだというのをよく聞きませんか?
理由のひとつに、犬は低い声より高い声を好むという傾向があるそうです。一説によると、高い声の音域は、犬の耳にとても心地がよいのだとか。
犬をほめるときや、一緒に遊ぶときは大げさなくらい高い声を出してあげると犬は嬉しいそうです。
飼い主が楽しそうに高い声を出してあげると愛犬にも伝わり、愛犬との信頼関係が増すそうです。

犬は言葉の意味を見抜いていた!?

2016年のハンガリーの研究で、犬と言葉についておもしろい報告がされています。
MRI装置の中で、完璧にじっとしてられるようにトレーニングを積んだ犬13頭で、飼い主の言葉を言い方を変えて発した音声録音を聞かせながら、脳の活性領域のMRI撮影を行ったところ、脳の左半球は単語そのものに、右半球はイントネーションに反応していることがわかりました。
犬の脳にある報酬領域が活性化するためには、飼い主の褒め言葉が「称賛する口調」でなければいけなかったそうです。
つまり、犬は本当に褒められているのか、口先だけで言葉を言われているのか分かっているということです。

犬のトレーニングは高い声で本気で褒めること!

前述の内容をトレーニングに活用しない手はないですね。
トレーニングで犬を褒める時は「大げさなほど高い声」で「ゆっくりと褒める」こと、全身全霊で「本気で褒める」ことを念頭に置くとよりいっそう効果が出そうです。
また、子犬のトレーニングには「赤ちゃん言葉」を利用して、犬のテンションを維持したまま、楽しくトレーニングが行えるように活用したいですね。
声の低い男性は特に意識して、高い声を出せるようにするとよいでしょう。

まとめ

犬が高い声が好きだとういうのは男性の方には残念な話かもしれませんね。
しかしトレーニングだけではなくても、前述の「高い声で全力で褒めまくる」というのは日々の生活で取り入れたいことです。
犬の言語理解力は、人間のように言葉の意味合いを理解しているわけではなく、言葉自体をサインのように覚えているそうです。さらに、言葉の裏にある感情を声質やトーンから受け取っていたんですね。確かに、犬をオヤツで釣ろうとしても、何かたくらんでいるときは警戒して近づいてきません。言葉の裏にある不穏な空気を声から察知されていたんですね。
しかし、心底うちの犬がかわいくて仕方ない!と思ってつい赤ちゃん言葉で延々話しかけてしまいますが、成犬は冷静なようで、大して嬉しくないようですね。ちょっとがっかりやら恥ずかしいやらです。