『黒革の手帖』(テレビ朝日系)公式サイトより

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 7月期の連続ドラマの初回が、続々とスタートを切り、高視聴率や“大爆死”を伝えるニュースが増えつつある。そこで今回は、局や制作会社、また芸能プロ関係者らに、“今期注目の3作品”を聞いた。

 まず、ネット上では批判が鳴り止まず、“大コケ確定”などと揶揄されている、武井咲主演『黒革の手帖』(テレビ朝日系)が挙がった。実は、業界内では「間違いなく注目度トップの作品」といわれており、視聴率も、今期最高を狙えると予想されているそうだ。

「武井と同じくオスカープロモーション所属の米倉涼子が主演した、2004年度版の同作以上に力が入っているのではないでしょうか。同放送枠は、米倉主演の『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』や、武井主演の『エイジハラスメント』などが放送されており、いわゆる“オスカー枠”と呼ばれています。武井が主演を務めるのは、彼女が“オスカーだから”なのですが、それ以外のキャスティングを見ると、制作側の本気度が伝わってきます」(テレビ局関係者)

 俳優陣を見ると、江口洋介を筆頭に、滝藤賢一、奥田瑛二、高嶋政伸と実力派が名を連ね、「主演の武井を除けば、民放ドラマではなく大作映画のキャスティング。裏を返せば、このメンツに名前を並べられるほど、武井が成長したともいえます。また、息子・高畑裕太の事件後、プライム帯の連ドラ初出演となる高畑淳子をキャスティングし、世間の関心を引いたのも、制作側の“功績”なのではないでしょうか」(同)という。

「ネット上では、武井のキャスティングに否定的な声が多く、ドラマ自体も大コケするといわれているようです。ただ、彼女も撮影にあたって、銀座のクラブで作法や着物での立ち振る舞いを学ぶなど、並々ならぬ努力を見せていたというだけに、これまでの“武井咲”を一新させてくれるといいですね」(同)

 また、お笑い芸人・渡辺直美主演という異色の連ドラ『カンナさーん!』(TBSに系)も、業界内で期待値が高いという。

「渡辺は、おデブの超ポジティブな母親という役どころ。ハードスケジュールをこなす超人気芸人にもかかわらず、きちんとセリフを覚えて来るので、現場で初めて本人と接した共演者は、彼女のドラマに懸ける情熱に感心していますよ。渡辺が主演だけに、ドラマではなく、コントのように見えてしまうのではないかと心配されていたそうですが、映像を見ると、ちゃんとドラマとして成立している。また、見た目や言動が『とても可愛らしい』と評判になっていて、女子スタッフのウケが抜群なのだとか」(芸能プロ関係者)

 そして第1話が11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を獲得した、高畑充希主演の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)も評判は上々だ。

「演技面より、タレント性で評価されてきた高畑ですが、過保護すぎる両親に育てられた根本加穂子という特異なキャラクターを、見事に作り上げている印象。今後の数字は未知数ですが、珍しく主演女優の力量だけで、視聴率が伸ばせるのでは……と期待させる作品に仕上がっています」(制作会社スタッフ)

 視聴率が見込めない7月期ドラマは、例年“夏枯れ”とささやかれるものだが、業界評の高い3作品は、どれだけ視聴率を伸ばすことができるだろうか。