本棚を見ると、その人がどんな人間かが分かるといいます。それは、スマホの中のアプリも同様。そう、アプリを見れば生き方も分かってしまう時代なのです。

今回アプリを見せてくれたのは「iPhoneにして以来、暇さえあれば家の中でも外でも撮影しています」という、イラストレーターの川野ヒロミさん。写真の撮影や加工は、アーティストとしての発想を広げることに、とても役立つといいます。

壁紙はもちろん、川野さんが手掛けたイラストです。

こちらは2枚目。ダウンロードの基準は「ただただ興味で!」と「仕事に役立つかも!」の2パターンが多いそう。

イラストレーターのお仕事でもアプリは活用しますか?

よく使うのは『Pinterest』。世界中の様々な写真やイラストを紹介してくれるアプリで、テクニックの確認などにもよく使っています。友人や知人のイラストレーターさんたちも、活用している人が多いですね。イラスト関連ではお絵かきアプリ『ibisPaint X』をダウンロードしていますが、これを使うとかなり高度な作品が描けます。私もまだ使いこなせないので、練習しているところです。

iPhoneでの撮影が趣味とのことですが、オススメの加工アプリはありますか?

複数の写真を重ねて、多重露光風の写真がつくれる『DXP』ですね。このアプリを使うことで、ようやく自分らしい作品が撮れるようになった気がします。写真は趣味としてインスタグラムやFacebookにアップしていましたが、今後はギャラリーなどで展示する機会を増やしていきたいです。最近、DXPで作った写真を使ったスマホケースの販売も始めました。

撮影するのはどんなものが多いですか?

意識的に撮影しているのは、花や畑などの自然の風景と建物。あとは飛行機雲と夕焼けとか、階段から上を見た風景など、ふとした「面白いと思った瞬間」に撮影しています。写真を撮ると、普段は気づかなかった身近なものが、とても面白く感じますね。写真をとるために毎日ウォーキングをするようになったので、運動不足解消にも役立っています。

日常生活で役立っているアプリがあれば教えてください。

『懐中電灯』はカメラの横のランプが光るアプリで、夜道を歩くときに使えるほど明るくなります。実は先日、娘と一緒にV系バンドの武道館ライブに参戦したときには、アンコールで懐中電灯アプリをペンライトがわりに使いました(笑)。客席全体が光の海のようになって、とてもきれいでしたよ。このアプリを入れておいて良かったと思いました!

懐中電灯アプリの意外な使い方ですね。ありがとうございました!

川野ヒロミさんオススメのアプリ

■『Pinterest』ってどんなアプリ?

自分が気になる写真や情報をピン留めして、世界中の人と共有できるアプリ。イラストはもちろん、ファッションやグルメ、レジャーなどさまざまな分野の情報がフォローされている(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

■『ibisPaint X』ってどんなアプリ?

種類豊富な素材や画像加工用フィルター、スクリーントーンなどを使うことができ、本格的なイラストを作成できるアプリ。作品は投稿してシェアすることもできる(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

■『DXP』ってどんなアプリ?

過去に撮影した写真などを使って複数の写真を重ねる、多重露光の写真が作成できるアプリ。手軽な操作で利用できるのが魅力。有料版とお試し用で使える「無料版」があり(※iPhoneの詳細はこちら/Android非対応)

■『懐中電灯』ってどんなアプリ?

素早く起動するシンプルな懐中電灯アプリ。ストロボ機能もあり、遠くの人に点滅で居場所を知らせることもできる。明るさがかなり強いので緊急時や夜道対策など、さまざまな用途に使えそう(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)