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コーヒーは、深煎りの香り高い豆を楽しむシアトル系コーヒーチェーンを中心とした「セカンドウェーブ」の時代から移ろい、今は豆の素性にまでこだわって1杯1杯をハンドドリップする「サードウェーブ」の時代と言われている。そこで注目を集め始めているのが電気ケトルだ。お湯の出方を細かく操作できるだけでなく、コーヒーや紅茶、緑茶、中国茶など飲み物に最適な温度で沸かせる温度調節モデルも増えている。そこで今回は、1万円前後のモデルを中心に、電気ケトルの使い勝手を比較してみることにした。



ティファール

アプレシア エージー・プラス コントロール0.8L

実勢価格:1万1750円

電気ケトル12年連続売上シェア1位(GfK調べ)のティファールとしては初となる、温度コントロール機能を搭載したモデル。60、70、80、85、90、95、100℃という7段階の温度設定が可能で、約60分間の保温機能も備えている。60℃の温度設定が可能なので、玉露なども存分に楽しめる。Ag+(銀イオン)配合の抗菌素材「マイクロバン」を使用しており、プラスチック表面を清潔に保ってくれるのも魅力だ。カラーバリエーションはオニキスブラックとパールホワイトの2色を用意している。

沸騰速度



6機種の中で唯一プラスチックを採用していて「窓」を大きく開けていることも、水量の目盛りの見やすさはダントツだ。消費電力が高いので沸騰速度も比較的速い。(3分32秒/500ml)



注ぎやすさ



コーヒードリップに特化したモデルに比べると、お湯の操作はそれほど得意ではない。とはいえ、ハンドドリップもそこそここなせる柔軟性も持っている。(約5秒/500ml)



使い勝手の良さ



ボタンもディスプレイも大きくて分かりやすく、迷わず操作できる。水温を絶えず表示するのも魅力。設定温度になると音でお知らせするのもうれしい。



お手入れ



フタが外れるのは好みが分かれるところ。フタの前後の形が似ているので間違えやすいのも難点。ただし開口部が大きいため手を入れやすく、洗浄しやすい点は好印象だ。



IT・家電ジャーナリスト/安蔵靖志の評価





ハンドドリップは得意ではないものの使いやすさと豊富な機能は圧倒的な魅力

HARIOやレコルトほど細かくはないものの、7段階の温度調節機能はかなり気が利いている。消費電力が高いため沸騰時間が短めなのも大きな魅力で、温度調節対応モデルの中では最も沸騰時間が短い。これまでのティファールを踏襲したデザインには野暮ったさがあるものの、水量や温度の見やすさ、ボタンの分かりやすさや使いやすさ、手入れのしやすさはかなり高ポイントだ。コーヒーのハンドドリップなどの細かい操作は得意な方ではないが、Ag+イオンの抗菌加工なども含めてバランスが圧倒的に良い。

安蔵靖志/IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー、AllAbout家電ガイド。KBCラジオ「キャイ〜ンの家電ソムリエ」にも出演中。

※『デジモノステーション』2017年5月号より抜粋

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