本日木曜午後にフランクフルトへと向かい、それから一路アジアツアーが行われる東京へと向かったボルシア・ドルトムント一行。そこには、中国への移籍の噂が浮上しているピエル=エメリク・オーバメヤンの姿もあった。

昨季終了後からこの話が浮上しているガボン代表に対しては、先日ケルンからアンソニー・モデストを獲得したばかりの天津権健が以前より獲得を目指しているものの、ドルトムント側が求めているとみられる移籍金8000万ユーロを満たすオファーは届いてはいないようだ。

その背景には、中国の移籍システムが影響しており、高額の移籍金で選手を獲得した場合には、実質上の罰金としてそれと同額の金額を支払う必要があり、そのためクラブ側はその支払いを避けるため、様々な対策を講じており、単純に資金を投入しにくい状況となっている。

主将のマルセル・シュメルツァは、「残留するなら嬉しいよ。彼がブンデス得点王という理由だけでなく、いかにこのチームにとって重要なのか僕たちはわかっているんだ」と語った。

ただし仮に金曜がデッドラインとなる中国への移籍が不成立となったとしても、おそらくは他の裕福な欧州のクラブも獲得を目指してくることだろう。そのなかには、古巣ACミランが復帰をめざしており、6000万ユーロ以上を用意していると、伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが伝えたところだ。

しかしながらkickerが得た情報によれば、ドルトムント側はオーバメヤンの移籍期限を7月いっぱいまでに設定している模様。昨年には宿敵シャルケが、シーズン終盤までリロイ・サネの移籍問題が続いており、その後にスタートダッシュで大きくつまづいた。

確かにドルトムントでは代わりのオプションとして、先日加入したマキシミリアン・フィリップ(183cm)やアンドレ・シュールレ(184cm)と、オーバメヤンと同じくスピードに長けたFWが控えているのだが、開幕からはしっかりと先発メンバーで臨みたいと考えているのかもしれない。

なお今回のアジアツアーでは奇しくも、ドルトムントはその移籍候補となっている中国へ行き、さらにそのACミランとのテストマッチを行う予定となっている。