7月11日から、東急田園都市線と東京メトロ半蔵門線で臨時特急「時差Bizライナー」が、東京メトロ東西線で臨時列車「時差Bizトレイン」の運転がスタート。朝のラッシュ混雑を解消できるか注目が集まっている。

出典画像:東京都「時差Biz」公式サイトより

 

「時差Bizライナー」と「時差Bizトレイン」とは?

これらの取り組みは、東京都が推進する「時差Biz」によって実現したもの。「時差Biz」とは7月11日から21日の間、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらす働き方改革のひとつ。期間中の平日朝に運行する「時差Bizライナー」と「時差Bizトレイン」の概要は以下の通り。

 

東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線「時差Bizライナー」

渋谷到着8時台の準急電車と比べ、長津田駅〜渋谷駅間で約13分通勤時間を短縮。オフピーク時間帯に短い所要時間で都心に向かうことができる。

↑同線の急行より停車駅は少なめ。「時差Bizライナー」運行に伴い、同時間帯のダイヤも若干変更になっている

 

東京メトロ東西線「時差Bizトレイン」

「中野方面」の6時台に「西船橋発・九段下行」快速列車を1本、「妙典発・九段下行」各駅停車を1本を増発。「西船橋方面」の6時台に「九段下発・西船橋行」各駅停車1本を増発する。

 

実際に乗ってみた人達の反応は?

11日に運行が開始された臨時特急。実際に「時差Bizライナー」に乗った人からは「乗車率は100%位で、前後の急行と比べると空いている感じ」「乗車率が低くて普通に座れた」「速いかどうかは置いておいて、止まらないから混まなくていい」「普段から利用してる車両と比較すると乗車率が低くて停車駅が少ない分、圧倒的に楽」とのリポートが。初日は乗り鉄らしき人が多かったからか少し混雑していたようだが、2日目は“いつもの電車よりも空いている”との声が多かった。

 

また、「時差Bizトレイン」には「やや詰まり気味ながらも速かったし快適でした」「ワイドドアなのに、前の各停より空いてて座れました!」「門前仲町駅で多くの人が下車。立っていた人も座れるぐらいに」「普段6時〜7時台前半の東西線に乗る人にとっては、いつもより空いていると実感できるかも。2本増えてもおおむね昼間の速度で走りきれてたし快適でした」とこちらも好評のようす。

 

鉄道会社が取り組む「時差Biz」

ほかにも鉄道会社は「時差Biz」に参加し、さまざまな取り組みを行っている。JR東日本は「山手線のリアルタイム混雑状況」をアプリで配信。中央快速線、埼京・川越線、総武線各駅停車では、駅構内で混雑状況のお知らせを行っている。

 

さらに、西武鉄道ではラッシュがピークを迎える前の平日朝に「特急レッドアロー号」を運行。また、京成電鉄は通勤時間帯の着席サービス提供のため、朝だけでなく夕方にも特急車両を運行している。

 

そのほか、2018年3月に複々線を完成させる予定の小田急電鉄、2018年春から有料の座席指定列車を運行開始予定の京王電鉄など、「時差Biz」の期間外にも快適通勤に取り組む鉄道会社たち。“座って通勤”が当たり前の時代が来る日はそう遠くないかもしれない。