12日、韓国でマクドナルドのハンバーガーを食べた女児が溶血性尿毒症症候群(HUS)にかかったという主張が出たのに続き、類似事例の被害者らが相次いで声を上げている。写真はマクドナルドの店舗マーク。

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2017年7月12日、韓国でマクドナルドのハンバーガーを食べた女児が溶血性尿毒症症候群(HUS)にかかったという主張が出たのに続き、類似事例の被害者らが相次いで声を上げている。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。

被害者の代理人を務める弁護士は同日、「マクドナルドでハンバーガーを食べて出血性腸炎にかかった女児Aさん(2)の家族に代わり、マクドナルド韓国支社を食品衛生法違反などの疑いでソウル中央地検に告訴した」と明らかにした。同様の告訴は、昨年9月にマクドナルドで加熱の不十分なパティの入ったハンバーガーを食べてHUSにかかり腎臓機能障害になったとして、今月5日に同支社を刑事告訴したBさん(当時4歳)に続き2人目となる。

Aさんは5月17日午前9時ごろ、ソウル市内のマクドナルドでハンバーガーを食べてから保育園に登園、同日正午前、Aさんの母親に園から「Aさんが登園後に2度下痢をして『お腹が痛い』と話している」と連絡があったという。Aさんは翌日も腹痛を訴えて数十回下痢をし、3日目には血便が出たため総合病院の救急室を訪れたが、その後回復して無事に退院した。弁護士は「Aさんの場合、幸いにもHUSの合併症までは発症しなかっただけで、初期症状はBさんとほぼ同じだ。捜査機関が原因を徹底的に明らかにしなければならない」と主張した。

また同じ日、韓国の30代後半の男性からも「マクドナルドを厳罰に処してほしい」との陳情書が検察に提出された。男性は、昨年9月24日にマクドナルドのドライブスルーで購入したハンバーガーの加熱が不十分だったと主張、問題の商品とされるハンバーガーの画像を公開した。弁護士と男性は「マクドナルド側は『機械でパティを焼いているため、加熱不十分の可能性はない』と否定しているが、機械の誤作動や操作ミス、グリルの温度下降など、さまざまな原因から加熱が不十分だった可能性がある」と主張している。

相次ぐマクドナルド騒動を受け、ネットユーザーからは8000件近くのコメントが寄せられるなど関心の高さがうかがえる。騒動勃発当初はマクドナルド側を非難する声が大半を占め不買運動を呼び掛ける声も出ていたが、徐々に意見にも変化がみられるようだ。

コメント欄には、「メディアは騒がずに検察の捜査結果を待とう」「HUSは2日以上の潜伏期のある病気。それなのに2〜3時間後に下痢はおかしい。感情的に訴えるのではなく、医学を信じて告訴してほしい」と冷静な指摘のほか、「朝から子どもにハンバーガーってどうなの?」「成人男性が加熱の不十分なハンバーガーを食べたときは問題がなかったらしいじゃないか」など、幼い子どもにハンバーガーを食べさせることへの警鐘コメントが目立つ。

「確かに解凍せずに冷たいまま少し焦げ目がつく程度に焼くから、中まで火が通らない可能性もあるかもね」と、被害者側に立つコメントもあるものの、以前よりも少数派となっている。

そんな中、皮肉を込めて「そういえば、自分も10年前にハンバーガーを食べて下痢をした気がするけど、訴えたらお金がもらえるかな?」と相談するユーザーもあった。(翻訳・編集/松村)