スイーツで有名な国といえば、フランスやベルギーが思い浮かびますよね。しかし、中欧ポーランドもスイーツを堪能できる穴場の国です!

 

本稿では、ポーランド在住の筆者が自信を持って勧める絶品スイーツを5つ厳選しました。人気度のランキング形式でご紹介します。

 

【5位】マコヴィエツ(ケシの実のスイーツ)

スイーツとしてはもちろん、日本人にとって馴染みのないケシの実。日本では厳しく規制されているので危険なイメージがありますが、食用のケシの実に麻薬成分は含まれていません。

 

ポーランド語でケシの実は「マック」と呼ばれ、スイーツやパンに大量に使われたりと昔から親しまれている味です。ぷちぷち食感とケシの実の香ばしさは新鮮なのか、案外気に入ってしまう日本人も……。

 

日本ではなかなかお目にかからないケシの実スイーツ、ポーランドに来たら思う存分味わいましょう。

 

【4位】シャルロトカ(リンゴパイ)

ポーランドはリンゴの生産量世界第4位の国。スーパーでは国産リンゴが山積みとなって売られ、シーズン中は1キロ60円で売られることも。そんなポーランドではリンゴを使ったお菓子やケーキが豊富にあり、その中でもシャルロトカは大人気です。

 

典型的なシャルロトカは巨大なスクエア型で焼かれ、底にはビシュコプトと呼ばれるサクサクの生地が敷いてあります。砂糖で煮込んだリンゴは食べやすいように細かく切り刻まれ、温かい状態で食べるのがお決まり。

 

よくバニラのアイスクリームを添えていただきますが、リンゴの甘酸っぱさとサッパリしたバニラの味が絶妙にマッチしています。

 

【3位】クレムフカ(クリームパイ)

Photo by Piotrus, CC-2.0

ミルフィーユの一種であるクレムフカは、ポーランド人が最も愛するケーキのひとつ。クレムフカのパイはさっくり、中にはたっぷりとクリームが入っています。見た目に反して甘さは控えめ、生クリームが苦手な筆者ももう一皿食べられると思うほど。

 

ミルフィーユというとパイ皮を何層にも重ねたものが基本ですが、クレムフカのパイ皮は表面と底のみというシンプルなもので家庭でもよく作られます。

 

ポーランド人の故ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が出身地ヴァドヴィツェにて「あそこでクレムフカをよく食べたものだよ」と発言したことから、ポーランドではクレムフカブームが巻き起こりました。ポーランドでは「法王のケーキ」として定着し、ポーランド南部のヴァドヴィツェはクリームパイの聖地と化しています。

 

【2位】ポンチキ(揚げドーナツ)

年に一回、「ポンチキ食べ放題の日」を作ってしまうほどポンチキが大好きなポーランド人。最近では日本にも進出しているらしく、知る人ぞ知るポーランドの定番スイーツとなっています。

 

見た目はミスドに売っていそうなふつうのドーナツですが、生地もフィリングのジャムも日本のドーナツとはまったくちがうもの。

 

近年はポンチュカルニャ(ポンチキ屋さん)と呼ばれるポンチキ専門店も増え、フィリングやトッピングのバリエーションも幅広くなってきましたが、伝統的なポンチキといえばローズジャムが使用されたものです。ローズジャムはとても香りがよく、優雅なバラの味はスイーツにぴったり。

 

ただし、ローズジャムが使用されたポンチキはレアなので何軒かあたってみる必要があります。

 

【1位】セルニック(チーズケーキ)

セルニックは、ポーランドのカフェに絶対ある定番メニューです。日本人がチーズケーキと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、ニューヨークチーズケーキやスフレなどふんわりしたチーズケーキ。ひと言にチーズケーキといっても様々なタイプがありますよね。

 

しかしポーランドのチーズケーキといえば、ただひとつ。トゥファルクという酸味のあるフレッシュチーズを使ったものでズッシリとした見た目が特徴的ですが、口当たりはさっぱり。ポーランドでたくさん採れるベリー系のフルーツが添えられていることが多く、フルーツとチーズ独特の甘酸っぱさがやみつきになります。

 

ちなみに現在よく好んで食べられるベイクドチーズケーキの起源は、ポーランドのポドハレ地方にあるといわれています。

 

ここでは中世前期からトゥファルクをふんだんに使用したチーズケーキが食べられており、今でも伝統的な郷土菓子として毎日のように食べられているんだとか。日本でもポーランドチーズケーキなるものが販売されたら、間違いなく人気が出ると思います。

 

どれも日本でも食べられるスイーツばかりですが、本場で味わうと違いに驚かされます。ぜひスイーツ目当てでポーランドに遊びに来てください。