「第9地区」などの作品で知られるニール・ブロムカンプ監督が実験的短編映像をYouTubeとSteamで無料公開して続編が見たければ購入してもらう「Oats Studios Volume 1」というプロジェクトを2017年6月から行っています。その最新作として、クリーチャーに襲われた閉鎖空間を舞台にした「Zygote」が公開されました。主演はダコタ・ファニング。ややグロテスクな表現も出てくるので、閲覧時は注意してください。なお、日本語字幕も用意されています。

Oats Studios - Volume 1 - Zygote - YouTube

「北極圏 極北採掘作戦」



「クルー98名、生存者2名」



すでに亡くなったのであろうクルーたちの写真が貼り付けられた柱。電源系統が不安定らしく、照明はほぼ消えた状態です。



登場したのは女性(バークリー)と男性(クイン)の2人組。バークリーの方はそれほど負傷しているようには見えませんが、クインは大ケガを負っていてかなり咳き込んでおり、両目には包帯が巻かれていて盲目状態。



食事をしていると、電源が予備に切り替わって照明がつきました。2人の会話から、すでに食料も水も尽きかけていて、ここにいては死んでしまうという極限の状態であることがわかります。



アルファ棟に移動すればまだ食料が残っているはずで、そこに行こうと考えているクイン。



そのために、自分よりも元気なバークリーにライフルを持たせます。Cクラス労働者である「カナリア級合成体」なのでそんな権限はないと拒否するバークリーですが、生体認証を上書きすれば銃器を扱えるとクインから説得されて、扱い方を教わります。



出発に先立って、残った食料と水をかき集めるようバークリーに命じたクイン。しかし、体調はかなり悪そう。



少し前に目撃した、悪夢のような光景のことを思い出しているようです。「あれ」を作ったのはホルブルックで、小屋から盗んだ豚と内蔵をすべて取り出し、羊の内臓と繋いだだとか、「あれ」を切り開くと中に結合されてまだ機能しているネズミの脳みそが40体分あったとか……。



「光」を見てたクインはまずいと思い自分で目をくりぬいたものの、「もう手遅れだった」とのこと。



準備ができた2人は移動を開始。



指紋認証でゲートを開くと……



そこは吹雪の真っ只中。



なんとか100m離れた隣の施設へ移動します。施設内には「却下。不適格です」という自動音声が流れていますが……



「フィリップ・マーシャル一等兵」によって承認が行われたという音声が流れると、クインはバークリーに銃を構えるよう命じます。



そこへ姿を現したのは、巨大なクリーチャーでした。



なんとか足止めするバークリー。



目指していたもう1つの食堂に到着しましたが、クインはこれ以上進めない状態。そしてあのクリーチャー、「合成体」についての真実をバークリーに語り始めます。しかし合成体も食堂に到着。「脱出してこの場所のこと、そして自分のことを伝えるんだ。水晶や、それがどう輝くのかを教えてやるんだ」とクインから言い含められるバークリー。彼が囮となっている間に、逃げることになります。



果たして、バークリーは「合成体」から逃げ切ることはできるのか……。



映像の一部は5月30日に公開された「Oats: Volume 1」予告編に登場していましたが、まさかこういう形になっていたとは思いませんでした。

この「Oats Studios - Volume 1」というプロジェクトは、それぞれの作品の第1話が無料で公開され、第2話以降が見たいのであればSteamでダウンロードコンテンツを購入して支援して欲しいという仕組みになっています。これまで公開された作品は何本もあるのですが、ダウンロードコンテンツが用意されているのは「Rakka」「Firebase」「Zygote」の3作品。価格は1作品498円、3作品セットなら1194円です。

Steam:Oats Studios - Volume 1 Assets

http://store.steampowered.com/app/652150/Oats_Studios__Volume_1_Assets/



Zygoteに登場したのはバークリー役のダコタ・ファニングとクイン役のホセ・パブロ・カンティージョという2人だけ。クリーチャーデザインは

イアン・スプリグス氏が担当。作中では薄暗いシーンが多くはっきり見えなかったあのクリーチャーの姿をTwitterで公開しています。