▽2017シーズンの明治安田生命J1リーグは早くも折り返し地点に。DAZNマネーで増加した分配金などを巡る争いも背景に存在していることから、優勝争いのみならず、例年以上に戦いが激化している。超ワールドサッカー編集部は、このタイミングでJ1全18クラブを中間評価。今回は北海道コンサドーレ札幌編をお届けする。

◆内弁慶ぶりが露呈

勝ち点15/4勝3分け10敗
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▽昨シーズンJ2を制覇した札幌は、「北海道とともに、世界へ」のチームスローガンを掲げて5年ぶりのJ1参戦。しかし、第17節終了時点では4勝3分け10敗の16位と苦戦している。2連敗スタートとなった今シーズンは、これまで連勝が一度もなし。また、第11節からは得点力不足に陥り6連敗。やや負け癖がついてしまった点も気がかりだ。特に、アウェイではここまで獲得した勝ち点がわずかに1ポイントと苦しんでいる。負傷者続出にも泣かされたが、後半戦は何とかムードを変えたい。

◆ポジション別採点
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【GK&DF】30/100点満点

▽GKでは、札幌で3シーズン目となるク・ソンユンが上々のプレーぶりを見せており、ここまで全18試合に出場している。大宮アルディージャから期限付き移籍で加入のMF横山知伸、DF福森晃斗が中心となっている守備陣は、4月中旬にDF田中雄大がハムストリングの肉離れで負傷離脱したこともあり、なかなかメンバーを固定できなかった。守備陣だけの責任だけではないが、本職が中盤のMFキム・ミンテ、スピードに難があるDF河合竜二らがセンターバックに入ったこともあり、前半戦では最終ラインが安定せず、無失点試合がわずか2試合と苦しんだ。

【MF】30/100点満点

▽横浜F・マリノスから加入したMF兵藤慎剛が早くもチームに馴染んでおり、ここまで全18試合に出場するなど、豊富な運動量を生かしてチームを支えている。兵藤と共に中心となっているが、札幌の象徴でもあるMF宮澤裕樹で、ここまで17試合で先発出場している。ほかでは、4月上旬にMF深井一希が左ヒザ前十字じん帯断裂、さらに左ヒザの内側と外側の半月板を損傷して離脱したことが大きく響いた。ルーキーのMF菅大輝がJ1のフィジカルやスピードに対応し、さらなる活躍ができればチームにとって心強いところだ。

【FW】30/100点満点

▽ここまでチーム内トップの5ゴールを挙げているFW都倉賢が今シーズンも軸。チームとして流れに乗っていないため都倉自身も昨シーズンのような躍動感を欠いているが、それでも持ち前のガッツ溢れるプレーで毎試合全力を尽くし、得点だけでなく前線からの守備やポストワークでもチームに貢献している。FWジェイの加入により層が厚くなる後半戦は、都倉自身はもちろん、復帰してきたFWヘイス(2得点)やFW金園英学(0得点)といったパートナーたちも得点数を伸ばしたい。

◆超WS的前半戦チーム内GOODプレーヤー
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DF福森晃斗(24歳/No.24)

明治安田生命J1リーグ:16試合(先発16回)/1ゴール

▽2015年に川崎フロンターレから加入し、3シーズン目となる福森が攻守にわたってチームを支えている。今シーズンは前半戦で16試合に出場。左センターバックとして、守備だけでなく、ビルドアップでもチームに貢献。持ち味である左足のキックを生かし、流れの中からのクロスのほか、FKやCKといったプレースキッカーとしても良質なボールをチームメートに供給している。第8節の浦和レッズ戦では、距離のある位置からGK西川周作を相手に鮮やかな直接FKでゴール。記憶に新しいところでは、8日の第18節大宮アルディージャ戦で見事な直接FK2発。J1史上7人目となる離れ業を見せて2-2のドローに貢献した。

◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー

FW金園英学(28歳/No.22)

明治安田生命J1リーグ:11試合(先発6回)/0ゴール

▽ベガルタ仙台から今シーズン札幌入りした金園だが、インパクトを残せていない。ここまで11試合に出場してノーゴール。もちろん、前線からのチェイシングやポストワークなどチームプレーを怠らない選手だけに得点だけが望まれているわけではないが、それでも不満が残る数字だ。後半戦は、訪れたチャンスを着実に生かして結果を残したい。

◆ジェイ&“タイのメッシ”チャナティップ効果に期待

▽前述したとおり、第17節までに獲得した勝ち点15ポイントうち、14ポイントがホームでのもの。まずは、この内弁慶ぶりを改善したいところだ。期待がかかるのは、後半戦から参戦し母国では“ジェイ”の愛称で親しまれる“タイのメッシ”ことチャナティップ・ソングラシン。確かなテクニックと鋭いドリブル、クイックネスを兼備するチャナティップとジェイがすんなりとフィットすれば、エースである都倉へのマークも緩くなり、より攻撃力と得点パターンが増えるはず。現実的な 目標である残留に向けて、新加入選手の効果に期待だ。