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 KinKi Kidsの周辺がにぎやかだ。

 7月21日は、デビューシングル『硝子の少年』がリリースされて丸20年。それを祝して今夏は、目が回るほどの過密スケジュールだ。記念ライブ、ドラマと音楽バラエティ番組の復活、新CM解禁、トーク番組にゲスト出演など。加えて、堂本剛はソロ活動15年を祝して、夏フェスにも出演。突発性難聴になってしかるべきハードな現実が、そこにはあった。

 元来、剛は人一倍デリケート。風光明媚な奈良県で生まれ育ったため、東京という大都会は苦手。時間に追われる生活も性に合わないため、長年にわたってパニック障害で苦しめられた。現在38歳。今は、平常心を保ち、嫉妬や競争を忌み嫌う。イマドキから離れたマインドを身に付けたため、「仙人」のようだと、7月10日にオンエアされた『しゃべくり007』(日本テレビ系)でネタにされた。

 そんな剛が、肩ひじを張らずに出演しているレギュラー番組がある。街ブラロケ番組『堂本剛のやからね』だ。といっても、世間的な耳なじみは薄い。それもそのはず。同番組は、地元関西のローカル番組。MBS毎日放送で、だいたい1クール(3か月)に1度、深夜帯に放映されている。放映月も時間帯もバラバラ。6月9日に12回目が放映されたが、次回オンエアは「未定」だ。

 フジテレビ系の『Kinki Kidsのブンブブーン』とは比べ物にならないほどの脱力感。昨年末から、“梅田から地元・奈良まで歩いて帰ろう”という新シリーズが展開されており、第3弾まで進んではいる。ところが、ふざけすぎてまったく進まなかったり、真面目に歩いてはみたものの、何も起こらなかったり。寄り道と試食とボケとツッコミに終始することも珍しくなく、当然、いまだ大阪市内から脱出できていない。

 歩くのは、剛と芸人2人。おもに、関西のよしもと芸人だ。ナレーションの“天の声”は、落語家の桂三度。スタッフも全員関西人なので、ローカル色100%でお届けしている。

 そもそも剛と相方の堂本光一は、ジャニーズ事務所で初めて関西弁を話すことが許可された2人組。そんな経緯やジャニー喜多川社長の素顔、家族の話や、アイドルの苦闘を包み隠さず話すことも、同番組の大きな魅力。気の合う仲間に囲まれた剛は、とにかく心を開放している。

 「将来、子育ては奈良でしたい」と公言しているほど、大の地元好き。同じく関西ローカルの大人気ロケ番組『やすとものどこいこ!?』(テレビ大阪ほか)にも3度出演しており、(ジャニーズタレント最多!)、アイドルらしいおしゃれアイテムはもちろん、モップやハンガー、柔軟剤といった超庶民派の日常用品を買う姿も見せている。

 トップアイドルでありながらも、その姿はさながら休日のお父さん。剛のリアルが、関西ローカルには詰まっているのだ。

(伊藤雅奈子)

※写真・堂本剛のやからね【MBS 公式】Twitterより