世界で語り継がれる犬たち

|狼紊鮗回した犬ライカ

ライカ(クドリャフカ)は、1957年に旧ソ連の人工衛星スプートニク2号に1頭だけで乗せられて地球軌道を周回した初の宇宙犬です。動物としても初めて宇宙に行きました。
しかしライカが再び地球に帰って来ることはありませんでした。計画当初から帰還の予定はなかったといいます。スプートニク2号には帰還のための装備はされていませんでした。
この件は世界中から非難を浴びることになりますが、ライカが宇宙へ地球の生命体が飛ぶ道筋を作ってくれたことは確かです。
ライカ以降、旧ソ連は13頭もの犬をロケットに乗せて打ち上げています。その多くは地上に生還しました。
ライカが宇宙で亡くなったおよそ4年後、ガガーリンが人類初めて宇宙へ飛び立ち無事帰還しています。

▲咼ター犬、ニッパー

蓄音機に耳を傾けている犬のロゴマークをご存知ですか?
日本ビクターやRCAといった企業のマークとして使用されているあれです。通称“ビクター犬”とも呼ばれています。
1884年にイギリスに住む画家のもとで飼われていたニッパーという名の犬で、犬種はジャック・ラッセルテリアともフォックステリアともいわれています。
いつも客人の脚を噛もうとすることから“ニッパー(nip=噛む)”と名付けられました。
飼い主の死後、ニッパーを引き取った飼い主の弟が、亡き兄の声の録音を蓄音機で聞かせ、首をかしげて聞き入るニッパーの姿を描いた『His Master’s Voice』という絵画があの有名なマークの元になりました。

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名犬ラッシーは世界中でブームを起こした映画作品で、原作は1938年にサタデー・イブニング・ポスト紙上に掲載された『名犬ラッシー 家路』という短編作品です。
フィクション作品ですが世界中で愛され、アメリカだけではなく日本でもシリーズ化され、何度もドラマやアニメが作られてきた作品です。
元祖『名犬ラッシー』の映画『名犬ラッシー 家路』(1943)でラッシーを演じたのはコリー犬(ラフコリー)の“パル”という名の犬でした。名犬ラッシーの人気は凄まじく、何本ものシリーズ映画にパルは出演、功績が認められてハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに顕彰されています。ちなみに犬では、パルを含めて現在3頭が名を刻まれています。

そ唾駅のシンボルになった忠犬ハチ公

ハチは日本の犬でもっとも有名だと言っていいのではないでしょうか。
飼い主は大学教授の上野英三郎、出かける際は渋谷駅までハチと行くことが多かったためか、上野教授が亡くなった後もハチは渋谷駅で教授の帰りを待ち続けました。その期間は10年にもなったといいます。
あまりに有名なこの話は、主人を待ち続ける姿が新聞に掲載されたことで広まり、教科書へハチの話が掲載され、さらには映画化されるに至りました。
日本では『忠犬ハチ公物語』として誰しもが知る映画ですが、なんと2009年にアメリカで『HACHI 約束の犬』(原題:Hachi:A Dog’s Tale)として主演はリチャード・ギアでリメイクされていました。

イ澆鵑並膵イ!?スヌーピー

世界で最も有名な犬のキャラクター『スヌーピー』は、チャールズ・シュルツ作の有名コミック『ピーナッツ』(1950〜)のキャラクターでした。モデルの犬種はビーグルです。
作品の主人公チャーリー・ブラウンの飼い犬で、趣味は変装・スポーツ・小説の執筆なんだそう。
“スヌーピー”という名の由来はノルウェー語の“Snuppa”から。愛しい人を呼ぶ愛称(英語のhoneyやbaby)を表す言葉です。
ライカの話を前述しましたが、スヌーピーも宇宙へ行ったことがあるんです。初めて月面着陸を果たした宇宙船アポロ11号の前進である10号の月面着陸船のコールサインが「スヌーピー」で、司令船は「チャーリー・ブラウン」だったという話が有名です。またNASAの宇宙飛行士が使う通信用ヘッドセットは、「スヌーピーキャップ」と呼ばれています。アポロ計画を推進していたNASAは、アポロ1号で死亡事故を起こしており、安全の象徴としてスヌーピーを採用しました。

まとめ

犬は人間の最善のパートナーというだけあって、紹介していない有名な犬がたくさんいます。どの犬も、人間のために働き、人間を愛し、人間に愛されたからこそ後世も広く言い伝えらてきたのでしょう。
さて、今一番の注目犬かもしれない柴犬マルをご存知ですか?Instagramで250万以上のフォロワーをもつ恐らく日本で一番のアイドル犬です。マルは2007年生まれの10才の男の子で、テレビやイベント出演なども多くこなし、2016年にはアメリカ、タイム誌において最も影響のある動物100に選出されました。
マルが人気になったきっかけは、2011年の東北地方太平洋沖地震でした。SNSの不安をあおるような不確かな情報や悲しい内容の投稿が溢れていることを憂慮した飼い主が、犬の写真をアップしだしたのがはじまりでした。多くの人がマルの穏やかな日常に癒されたことでしょう。今では世界中にファンがいる大人気のマルですが、マルが将来伝説になることはあるのでしょうかね。