強い毒を持ち、場合によっては死にいたるとされる南米原産のヒアリが、全国6カ所で750匹以上見つかった。いずれも中国からのコンテナに入っていたのだが、一部は水際を突破して内陸にまで行っていた。われわれも、アリを見分ける必要に迫られているらしい。

最初に発見されたのは、5月26日(2017年)の兵庫・尼崎市。港のコンテナに500匹以上、なかに女王アリ2匹がいた。ついで6月16日に神戸港で100匹以上。同27日愛知・弥富市の名古屋港で7匹。同30日大阪南港で約50匹と女王アリ1匹。今月(7月)3日には東京・品川の大井埠頭で100匹以上。

いずれも、中国から来たコンテナに入っていたもので、港の段階で発見・駆除されていた。ところがこの10日(7月)、愛知の内陸、春日井市で1匹が見つかった。名古屋港から工場へ運び込まれたコンテナだった。もしコンテナから地面に潜り込んだら、大変なことになる。

今開催中の大相撲名古屋場所では、「稽古場への行き帰りも裸足禁止」の注意書きが出ていた。力士は裸足で歩くことが多いからだ。また、大井コンテナ埠頭近くの公園には、「ヒアリ」の写真入りで、「発見しても、素手で捕まえたり触ったりしないように」との看板も。

環境省は昨日(7月12日)、大井埠頭に近い品川埠頭で調査をしたが、ヒアリは見つからなかった。しかし品川区は、区内の保育園に「散歩を控えるように」との指示を出した。ある保育園では、写真を拡大して園児に見せ、「見つけても触らないように」と指導している。

とはいえ、ヒアリとはどんなアリなのか、誰も見たことがない。普通のアリとどう違うのかが、よくわからない。

木下康太郎アナが、大井埠頭に近い中央海浜公園で、赤茶色のアリを見つけた。映像を見ると、ヒアリに似ているような似ていないような。シャーレに採取して画像を専門家に見せると、「可能性は低い」とのことだった。ヒアリだったら大変だ、どころじゃない。

司会の小倉智昭が「わかんないよ」という。

専門家によると、東京都内に生息するアリだけで約70種類もいるのだそうだ。そのうちヒアリに似た赤褐色のアリは、20〜30種類。木下も「公園に赤っぽいアリは沢山いる」と。似ているアリは6、7種類というが、木下が昨日見つけた3種類のうち、アカカミアリは毒を持っていたが、ヒアリとは違った。

ドーム型のアリ塚あればヒアリ

環境省は「見分け方」を、1)赤っぽくツヤがあり、腹部が暗めの色 2)集団の中で、大きさにばらつきがある(2.5ミリ〜6.5ミリ)(他のアリは同じ大きさ) 3)ドーム型のアリ塚を作る--という。アリ塚を見つけたりしたらもう、絶望的だ。

小倉「これだけ騒がれると、どのアリを見てもヒヤリとします」

菊川怜「はい、よくできました」(笑)