映画『鋼の錬金術師』の公開を記念し、7月12日に新宿ピカデリーにてファンイベントが開催され、本田翼や本郷奏多ら主要キャスト陣が登場した。

 当日は二部制で行われ、前半はアニメで声を務める朴口美(エドワード・エルリック役)と釘宮理恵(アルフォンス・エルリック役)が登場。原作の魅力について朴は「魅力がありすぎて一言では語れないですけど、私の中ではバイブルに近いような存在になっている気がします」、釘宮も「自分の中で鋼(の錬金術師)に携わっていたことは、聖域化されてしまっているんです。“立って歩け、前に進め。”という台詞など、(自分自身の人生も)すごく影響を受けているなと思います」と、それぞれの“ハガレン愛”を語った。中盤では2人が選んだ好きなシーンを紹介。それらが実際にスクリーンに映し出され、朴が選んだ“全は一、一は全。”という台詞の名シーンには会場のファンも一緒に世界観に浸っていた。その後も、9月に開催予定の【鋼の錬金術師展】で使用される副音声の公開収録が行われたり、原作者である荒川弘氏の直筆サイン入りのポスターをかけたジャンケン大会が繰り広げられたりと、ファン垂涎のコーナーに会場は盛り上がりを見せた。

 後半は、本田翼をはじめ、本郷奏多、佐藤隆太ら実写映画のキャスト陣と、曽利文彦監督が登壇。主要キャラクターのビジュアルや新予告映像などが発表された。主演の山田涼介以外、ビジュアルはこの日が初公開だったため、キャスト陣は緊張を隠しきれない様子。本郷演じる人気キャラクター、“エンヴィ”のビジュアルが公開されると、思わず会場からは黄色い歓声が上がった。本郷は「髪の毛の質感など、ビジュアルの作り方について監督とたくさん相談しました。カツラ合わせや衣装合わせを5、6回やったんじゃないかな? どういう反応をして頂けるかなという気になっていたのですが、良かったです」と安堵の表情を浮かべながら話した。

 また、原作の大ファンであるという本田は、ウィンリィ・ロックベル役が決まった瞬間について「連載当初から読んでいたので大ファンなんです。なので、今回の出演が決まった時には嬉しさと不安が入り混じって言葉にならないうような気持ちになりました」と率直な思いを述べた。そして、佐藤が演じるのは家族を溺愛するマース・ヒューズ。三児の父でもある佐藤は、子どもと過ごす時間の楽しさや家族の大切さについて共感できたという。ただ、ビジュアルについては一苦労あったようで、「撮影までに髭をどうしても伸ばしたくて。夜中に『(ふんばっている仕草をしながら)うーんっ!』ってしたりとか、地味な努力をしました」と明かし、会場を笑わせた。イベントの最後には、曽利監督が「本当にありがたいですね。映画はもうちょっと先なんですけど、この時期からみなさんに応援して頂いて。まだ仕上げは残っていますが、本当に気合いを入れてがんばります!」意気込みを述べた。フォトセッション時には等身大のアルフォンスがお披露目となり、再度登場した朴と釘宮による「兄さん!」「なんだよアル〜」という生のやりとりに、原作の大ファンである本田と本郷もファンに交じって大興奮。映画公開や原画展など、今冬への期待を大いに残しつつ、大興奮の中イベントは幕を閉じた。映画『鋼の錬金術師』は、2017年12月1日ロードショー。なお、イベントでお披露目となったビジュアルは7月13日より公式サイト等で公開される。

◎映画情報
『鋼の錬金術師』
2017年12月1日(金)全国ロードショー