RAM 16GBと1TB SSDで20万円以下なSurface Pro対抗タブレットが日本HPから発売
日本HPが、12.3インチ液晶のWindows 10搭載タブレット『Spectre x2』(スペクトル・エックスツー)シリーズを発表しました。同社直販サイトのみでの販売となり、受付は本日から。価格はキーボードとペン付属で15万9800円(税別)からです。

特徴は、基本性能とお買い得度の高さです。画面解像度は3000×2000、CPUは高性能なIris Plusグラフィックス搭載タイプ。とくに上位版「パフォーマンスモデル」はCore i7-7560UとRAM 16GB、1TB NVMe SSDの構成に加え、キーボードとペン付属で直販価格19万9800円(税別)。基本性能から見たコストパフォーマンスではSurface Proに大きく勝ります。

【ギャラリー】日本HP Spectre x2 (15枚)



15万9800円となるスタンダードモデルの基本構成は、CPUにインテルのCore i5-7260U(2コア4スレッド、基本クロック2.2GHz、ターボ時最高3.4GHz)を採用。GPUにはIris Plusグラフィックス640を統合。ビデオメモリ兼用キャッシュとして64MBを搭載します。



さらにRAMは8GB、ストレージは512GBのNVMe-PCI Express接続タイプSSDを採用。この構成でキーボードとペンが付属、OSはWin 10 Proで15万9800円となるので、こちらもコストパフォーマンスはSurface Proとライバル機種を大きく凌ぎます。



上位機種となる「パフォーマンスモデル」は、CPUがCore i7-7560U(2コア4スレッド、クロック2.4/3.8GHz)に高速化され、メモリとSSDの容量が各2倍となった構成。もちろんキーボードとペンも付属し、OSは10 Proです。

4万円アップでRAMが8GB増加、SSDが512GBの増加となることから、コストパフォーマンス的な面では大きく有利となるのが特徴です。



重量は、タブレット状態(本体)は775g。キーボードとの合体時は1.14kgと、Surface Proとほぼ互角。薄さは本体8mm、合体時13.2mmと、こちらもSurface Pro並みをキープします。
本体サイズはタブレットのみで294×207×8mm(幅×高さ×厚さ)、キーボードとの合体時で294×213×13.2mmです。

公称バッテリー駆動時間は約8時間と、Surface Pro(公称14.5時間)に比べるとかなり短め。本体サイズがほぼ同等でかつ基本仕様が高い点などによるものですが、ここは購入時のポイントとなりそう。ただし急速充電がPCとしては充実しており、30分間で50%までがチャージ可能です。

拡張端子はUSBタイプC×2基(速度は5Gbps)とマイクロSDカードスロット×1。USBに関しては電源入力を兼ねるタイプ。配置は1基ずつ左右に分かれており、使い勝手にも配慮されています。



さて、お買い得度と並ぶ特徴の一つはディスプレイの充実度。解像度は上述したように、3000×2000と高め。アスペクト比はもちろん3:2です。HP側の呼称では「3K2Kディスプレイ」と称します。

この解像度は、Surface Pro 4と2017年版の2736×1824を凌ぐ仕様。サイズがSurface Proと同じなため画素密度も高く、さらに最大輝度も、Surface Proを上回る450nit(Proは約400nit)と高いのがポイントです。

本体はアルミニウム合金、およびマグネシウム合金のCNC削り出し。背面などにはHP製品PCのトレンドとなりつつある梨地処理も施されています。





Surface Pro対抗モデルとして重要なキックスタンドは、前機種にあたるElite x2シリーズより継承するU字タイプ。ステンレス製で強度も確保し、最大チルト角は165度まで開ける設計となりました。



ペンは詳細情報不明ながら、アクティブタイプを採用。リアカメラの画素数が約1300万と、PCとしては比較的高めなのも隠れたポイント。フロントカメラはWindows Hello対応の顔認証機能も備えます。

オーディオに関しては、HPの高級機ではおなじみの、デンマーク老舗AV機器メーカー「Bang & Olufsen」(バングアンドオルフセン)とのコラボレーションによるもの。液晶パネル面に出音口を設けたフロントスピーカー(レイアウト)も特徴とします。

なお7月末日までに購入すると、Microsoft Office Home & Business Premiumか、3年間の引き取り修理サービス(延長保証)が付く販売キャンペーンを実施中。期間は短めですが、こちらもお得感が非常に大きなものとなります。



このようにSpectre x2は、バッテリー駆動時間(と、おそらくペン入力の遅延など)以外、基本仕様のほぼすべてでSurface Proを上回りながら、とくに上位モデルでは非常にお買い得感が強いのがポイント。

発表会で触れた印象では、先に価格を聞いていたために「細かな仕上げなど、どこかに隙が生じているのでは......?」との疑念があったのですが、そうした心配は杞憂に終わりました。また日本語配列キーボードも高級機だけあり、Enter付近にも幅の縮小されたキーなどは存在しない、扱いやすいレイアウトとなっています。



HPの高級ノートPCでコストパフォーマンスに優れるモデルとしては、3月に発売された『Spectre x360』が話題となりました(詳細は下記、中山智氏のレビューを参照ください)。

同機は360度ヒンジ搭載(いわゆるYogaタイプの)2-in-1でありながら、4K解像度液晶とRAM 16GB、1TB SSDを採用して17万9800円からという価格設定になっており、お買い得度ではいまだに他の追随を許さないモデルです。

HP Spectre x360レビュー、使いやすさもデザインも◎の2in1 PC:旅人目線のデジタルレポ 中山智

本機は若干価格帯は上になりますが、Surface ProタイプでありながらSpectre x360に並ぶ充実装備となっているのがポイント。
とくに「イマドキのPCは、RAMが16GB以上が必須条件」な開発者やヘビーユーザーにとっては、非常に魅力的なモデルと言えます。

Surface Proタイプのタブレットのコストパフォーマンスバランスを大きく変えるモデルとして、ヘビーユーザーは大きく注目できるモデル。HPコーナーのあるショップ店頭が近くにある方は、ぜひ一度検討してみてほしい一台です。