ジョコビッチが長期の休養を示唆 [ウィンブルドン]

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 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、故障した右肘に手術を受け、しばらくの間、テニスから離れて休養をとることを、今、可能性として考慮中だという。

 過去に3度ウィンブルドンで優勝し、「12」のグランドスラム・タイトルを持つジョコビッチは、水曜日にトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)に対する準々決勝を途中棄権した。彼は試合後、ここ一年半というもの、肘の故障に煩わされているのだと話した。

 6-7(2) 0-2と劣勢に立たされていたときに棄権することを決めたあと、ジョコビッチは「(ケガの)詳細について話すにふさわしいときでも場所でもない」と言った。「昨年もそうしたように専門医と話をし、治療し、問題を解決し、長期的な解決策を見つけるには、何が最良の方法なのかを解明するつもりだ」。

 そしてセルビア語で話し、通訳によって訳された記者会見の終わりに、ジョコビッチはやや長いブレークをとることになるかもしれない、という事実をほのめかした。

 ここ10年、ツアー最強の選手の一角だったジョコビッチにとって、それは初めてのことになる。2008年、彼は6度の全豪オープン優勝の最初のものを勝ち獲り、2015年ウィンブルドンから昨年の全仏オープンまで、4大会連続でグランドスラム大会に優勝した。

 それ以降、彼は一度もグランドスラム大会で優勝していない。

「僕がここまで話をしてきた専門医たちは、手術や、また違った選択肢にも言及し、(意見が)あまり明瞭ではない。何をする必要があるのかについて、誰も非常に明瞭ではないんだよ」とジョコビッチは言った。「ああ、休息期間をとるというのは、僕が今現在、考慮しなければならないことだろう」。

 今年のウィンブルドンでのジョコビッチは、比較的楽に勝ち上がってきた。彼の初戦は、対戦相手のマルティン・クーリザン(スロバキア)が故障で途中棄権したため早めに終わった。それから、続く3試合にいずれもストレートセットで勝った。しかし、アドリアン・マナリノ(フランス)に対する4回戦で、ジョコビッチは最後のセットの間にトレーナーを呼んでいた。

 そして、対ベルディヒ戦の第1セットのあとにも、ジョコビッチはふたたびトレーナーを呼び、右腕の診察を受けている。

「この段階まではプレーすることができていた。しかし以前にも言ったように、次第に悪くなってきている」とジョコビッチは言った。「不幸にも、今日は最悪の日だった。おそらく日程が進み、体に疲労が蓄積されていく中、僕が昨日プレーしたという事実は、まったく助けにはならなかった」。

 ジョコビッチは、もともと試合が組まれていた日の翌日に対マナリノの4回戦をプレーしたあと、火曜日のスケジュールについて不平を言っていた。2日連続でのプレーは確かに助けにならなかったかもしれない。しかしジョコビッチは、水曜日の試合の準備を整えるために、できることはすべてやったと言った。

「今日、僕は体の状態を整えるために、できるすべてをやろうと努め、おそらくウォームアップ、試合のはざまで、2時間半を(マッサージ)テーブルの上で過ごした」とジョコビッチは言った。「しかし、そうはならなかったんだ」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウィンブルドン」準々決勝で第11シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)との試合を右肘の故障により途中棄権した第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。記者会見で休養を示唆した。(撮影◎小山真司/テニスマガジン)
Photo: LONDON, ENGLAND - JULY 12: Novak Djokovic of Serbia talks during a press conference on day nine of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 12, 2017 in London, England. (Photo by Joe Toth - AELTC Pool/Getty Images)