「バルサの監督になりたい」 現役引退を見据えるシャビ、指揮官として古巣帰還を明言

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元バルサMFシャビが今後のキャリアについて語る

 現在バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマール、スペイン代表DFジェラール・ピケ、トルコ代表MFアルダ・トゥランが楽天株式会社とのトップパートナー契約の一環で日本に来日している。

 その一方でカタールの地で過ごしているかつてのレジェンド、MFシャビ・エルナンデスが「バルサの監督になりたい」と発言したとスペイン紙「スポルト」が報じている。

 シャビは下部組織時代から所属したバルサを2015年限りで退団。現在はカタールのアル・サッドに在籍。プロキャリア19年目となるシーズンを過ごしており、現在はキャンプに臨んでいるが、シャビ自身は今後のキャリアについてこう語っている。

「自分の予定としてはあと数年カタールにいて、その後スパイクを脱いで自分自身の翼を広げるつもりだよ。38歳になって、僕は十分長いキャリアを歩んだし、新たなチャレンジに臨む機会だと思っているからね」

 現役引退を見据えているのと同時に、セカンドキャリアについてもはっきりと口にしている。

「僕は監督になりたいんだ。それは隠すことでもない。なにより僕はFCバルセロナの指揮官になりたいと思っているからね。ただそうするために僕は学ばなければならず、1カ月や2カ月、3カ月のプロセスじゃなくて何年もかかることだ。バルサの監督をやるためには、とても鍛えられてないといけないけど、僕の夢はいつの日は監督としてバルサのベンチに座ることだからね」

 バルサの指揮官としてカンプ・ノウに帰還することを明言した。かつてバルサを率いたペップ・グアルディオラ氏(現マンチェスター・シティ監督)もカタールやメキシコのクラブを渡り歩いたのち、バルサB、そしてトップチームの監督へと上り詰めた。バルサは今季からエルネスト・バルベルデ新体制となったばかりだが、ペップと同じく抜群の戦術眼を持つシャビが指揮を執る日は、遠からずやってくるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images