3日間の断食に匹敵!?究極のデトックス法「砂浴」のススメ

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「砂浴」という言葉を知っていますか。かの有名な東城百合子氏の著書『家庭でできる 自然療法』の中でも紹介されている、“究極のデトックス法”。今回は、「砂浴ワークショップ」なるものがあると聞き、参加してきました。

向かった先は、千葉の九十九里・白子海岸。東京から電車で2時間弱。小さな街ですが、何でも砂浴とテニスとブイヤベースのメッカで有名なのだとか。砂に入る前に、砂浴についての説明と、呼吸法や体を動かすヨガと体操、そして瞑想を30分程度行います。1泊2日の行程ですが、日帰り参加もありです。参加者のほとんどは、女性。皮膚疾患を抱えている人や、日ごろ体にたまったものをデトックスをしたいと考えている人が多く参加していました。

自分が耐えられる量の毒しか出ない

20数年以上さまざまな団体と砂浴を経験し、その後独自の方法を編み出したという先生の話によると、人間の体にはさまざまな老廃物がたまっているとのこと。そのため、砂の中に体を埋めて、体内の老廃物やストレス、環境による有害物質などさまざまな毒を無理なく自然に出せるのが「砂浴」なのだそうです。砂の中にある微生物が毒を出してくれるのでしょうか。

砂浴の手順

1)穴を掘る

自分の穴は自分で掘る。これが結構大事なのだそうです。掘る穴は、体全体が入るくらい。背中から頭のラインを軽く斜めにして、ヒザの後ろも楽になるようにアーチを作ります。シャベルの背などであまりかためず、フワッとさせることがコツ。快適な穴を掘ることが長く入っていれる秘訣です。

2)穴に埋まる

仰向けになるように穴に入ります。腰の後ろには、砂を少し入れて腰痛防止。ヒザも同様に。そして、ワキの下と股の下に砂を改めてかけます。ここがデトックスポイント!自分でできない部分は、回りの仲間に手伝ってもらいます。

服装は、なるべく砂に触れる部分が多いほうがいいということで、裸で入る人も多いです。パラソルの影に隠れているから日焼けの心配もなし。私は、ビキニで入りましたが、綿素材などの方が本来は毒を出しやすいそうです。

3)顔の上には、手ぬぐいをかける

水分を近くにおいて、完全に穴に埋まったら顔の上には手ぬぐいをかけて、日焼け対策&風で砂が口や鼻の穴に入ることを防ぎます。そして、顔の横に大きなパラソルを差してもらい、飛ばないように重しをつけてもらいます。

4)砂浴タイム

埋まる時間は人それぞれ。いろんな書物によると8時間を推奨しているところが多いですが、ボディワークをしている人なら、私の先生は2時間でも十分に効果があるとか。そして自分で穴を掘っていることで、体がだいぶ温まっているから。とはいえ長い人は、6時間くらい入っていました。

いざ、砂浴をしてみると、穴の形の大切さがよくわかります。居心地が悪いとモゾモゾモゾ。動いているうちに、だんだん体が穴から出てきてしまいます。また、砂の重み以上に、砂が乗っていることで体がドクドクと息づいているのを感じます。そして、ヒザやヒジのあたりが時折チクチクとする感触が襲ってきます。これは、砂浴でよくある反応の一つなのだとか。

時間が経つにつれて、ドクドクとした感じは落ち着き、次第に心地よい眠気がやってきます。暑い日照りの日でも、砂の中は、ほどよい温度で気持ちがいい…。数時間したら水分補給や体勢を整えるために、砂から出てみてひと休み。

周りの人の体が砂からはみ出していたら、砂をかけてあげます。その後、もう一度砂に埋まってみたり、そのまま上がってもOK!

砂浴後の変化

起き上がって穴の上に座っていると、小バエが寄ってきました。これは、排出された毒がガスとなって砂に残っているため。そこにハエが寄ってくるのです。ビックリ。

参加者それぞれ、いろんな変化が起こっていました。
1)表情が明るく、目がパッチリ開く
2)肌がツルツルになった
3)皮膚疾患があった部分が夜に赤くなり、翌朝には色が引いた
4)お手洗いに行く回数が増えた
5)夜10時ごろには眠気がマックス、深い眠りに入った。翌朝はスッキリ

かいた汗は必ず拭き取ります。砂浴後も1週間程度排毒が続く人が大半で、さまざまな症状が起こる人がいるとのこと。ですが、自分で耐えられないような反応が出ることはありません。1年に1回の砂浴は、数日間の断食に匹敵するほどのデトックス。砂浴後は、白子名物のブイヤベースをいただいて大満足でした!

砂浴におすすめの場所

●千葉県白子海岸

●鹿児島県指宿

●猪苗代湖

夏の始めから秋の始めまで行っているところが多いので、是非参加をしてみては。

体験者&ライター:猪俣和泉