普段はゴルフゲームを遊ばない自分ですら、このゲームだけは気になっちゃいます。

そう、国民的ゴルフゲームである『みんなのGOLF(みんGOL)』シリーズから誕生したスマホ向けタイトル『みんゴル』の配信が始まったんです!

コンシューマゲームとして実績がある『みんGOL』シリーズ。

ですが、それゆえに個人的には、それがスマホアプリになったと聞くとスマホ向けに簡略化されているんじゃないかと不安な部分がありました。


実際に遊んでみた感想は……さすが『みんGOL』シリーズ!想像以上の完成度に驚かされることに!

シリーズならではの「優しさ」や「遊びやすさ」はそのままに、スマホ操作に適していて片手で遊べる「クォーターサークルの法則」を満たした良作となっていました。

ゴルフゲームにはそんなに詳しくない自分ですが、「スマホゲームとしての完成度の高さ」を中心にレビューしていきます!

ゴルフゲームの歴史を変えた「優しさ」はスマホでも健在!

40代ゲーマーである自分にとって、そもそもゴルフゲームは「難しい」ゲームであり、「大人が遊ぶ」ゲームでした。

同じスポーツゲームでも、野球やサッカーのようにアクションゲームとして直感的に楽しめるものと違い、ゴルフゲームって「頭脳戦」だったんですよね。特にファミコン時代とか、昔のゴルフゲームって。

バンカーやハザードを加味して、どんな方向を狙って打つのか?これだけでも、けっこう頭を使います。

それに加えて、「適切なクラブ選択」や「風や芝目を読む」という工程も必要となり、少年時代のおバカなおいらはゴルフゲームを避けるようになっていきました……。

そんな自分がゴルフゲームへの認識を大幅に改めたのが、PSで発売された『みんGOL』でした。発売当時の1997年7月17日、自分は大学生でしたが、自分の周囲では大流行したことを覚えています。
(20年前か……なつかしい)

▼こういう擬音も『みんGOL』の代名詞。マンガ的表現で親しみやすいです。


ガチガチのコアゲーマーの友人だけでなく、カジュアルなゲームを好むサークルの知り合いなども大ハマり!

その人気は今でも続いているわけですが、当時の僕が驚いたのは、とにかく遊びやすかったことでした。

一言で言えば、「優しい」。ゴルフを知らなくても遊べるし、ある程度の部分を基本システムでナビゲートしてくれるので、プレイヤーとしては「打つ部分に専念できる」=アクションゲーム主体として楽しめるところが新鮮だったんですよ。

この「優しさ」は、スマホの『みんゴル』でも健在でした。


「どのクラブで打つべきか」「どの方向に打つべきか」は自動的に決めてくれるので、基本的には「打つ」ことだけに専念できます。

優秀な秘書というか、キャディーさんがついていてくれている感覚ですかね。

ボールの落下地点の予測もしてくれますし、とにかく優しい。いたれりつくせり!

僕みたいにゴルフに詳しくなくても楽しく遊べちゃいます。


もちろん、手動で細かく調整することもできるので、より本格的なゴルフ体験をしたい人もご安心くださいませ。

「手軽さ」だけじゃない!本格的なアクションも用意された奥深さ

そんな手軽に遊べる『みんゴル』ですが、実はめちゃくちゃ奥が深い!

ボールを打つ場所を選ぶことでスピンやスライスをかけて軌道調整ができますし、特殊な操作でスーパースピンやスーパーショットを繰り出すこともできます。


ちなみにスーパースピンとは、通常のスピンよりも大きな効果が得られるもの。その打ち方は以下の通りです、

【スーパースピンについて】
[1]ボールを打つ場所を選び、スピンをかける方向を決めます。
[2]ボールを打ちます。その際、赤い丸の中央の白い丸にタイミングをあわせて、ジャストインパクトを発生させます。
※ジャストインパクトが発生した時は、赤い音符マークが表示されます。
[3]ジャストインパクトを決めた直後に、スピンをかけたい方向と同じ方向にフリック操作を行います。
※スーパースピンが成功すると、打った玉の軌道が青くなります。

▼赤い音符マークがジャストインパクトの証!


慣れるまではちょっと難しい操作ですが、このように本格的なアクション要素が用意されているところも『みんゴル』の魅力です。

最初のうちはあまり気にしなくても遊べますが、難易度が高いコースになればなるほど、「高低差」「芝目」「風向きや強さ」といったファクターを踏まえたプレイングが重要になっていきます。

▼キャラをタップすると芝をちぎって風を確認できます。高低差などがショットに影響することも!


自分はライトな遊び方なので『みんゴル』をアクションゲームとして楽しんでいますが、自分の知り合いは頭脳戦も大事なゴルフゲームとして楽しんでいるそうです。

このように、遊ぶ人のスキルに応じて、幅広い楽しみ方ができるところも、『みんGOL』シリーズが「国民的ゴルフゲーム」と称される由縁ではないでしょうか。

電車でつり革につかまりながらでも遊べる!片手操作に適した完成度が高いUIに感心

さて、ゲームシステム的に完成度が高い『みんゴル』ですが、実は僕が本作でもっとも感動したポイントはシステムじゃないんですよ。

それはズバリ、「片手操作に適した完成度が高いUI(ユーザーインターフェース)」です!


「えー。スマホの時代に片手操作なんて、あたりまえじゃん」。まあ、気持ちはわかります。

でもですね、実は片手で遊べるアクションゲームって、意外と少ないんですよ。僕の実感として。

ここでいう片手とは、左で電車のつり革につかまりながら、右手だけでスマホを持ちながら遊べるものだとイメージしてください。

感覚的には「8割くらいの操作は片手でできる。でも、たまに指が届かなくなるから、左手でスマホを持ったほうが遊びやすい」というゲームが多いんですよ。この、「たまに」が意外とクセモノ。


それに対して『みんゴル』は、僕がプレイしている感覚としては100%片手でオッケー。もう、ほんとに、嘘偽りなく片手だけで遊べちゃう。これ、マジですごいと思っています。

それはなぜか?

僕のオリジナル理論ですが、スマホでの片手操作で遊べる「クォーターサークルの法則」をしっかりと満たしているからです。

あのですね。片手でスマホを持って遊ぶということは、原則的にタテ持ちで、親指だけでの操作となります。

そして、その状態で親指が届く範囲って、半円どころか1/4の円(クォーターサークル)くらいしかないんですよね。

右利きを例にすると、どう頑張っても左上のアイコンはタッチできない。それどころか、画面の上半分のアイコンをタッチするのも、結構無理をしないと苦しいはずです。

▼親指が届く範囲のイメージ図。スマホを片手だけで持った状態だと、親指が届く範囲って狭いんですよね。


よって、ゲームの操作は「画面の下半分に集中させること」が正解なんです(あくまでも、僕個人の見解です)。

『みんゴル』は、それができている。しかも、ボールの打ち分けとかパワーショットの使用とか、とても複雑な要素が詰め込まれているのに、それを画面の下半分だけでしっかりと消化している。

これはある意味、芸術的な美しさなんじゃないかと。

※厳密に言うと、ゴルフのプレイシーン以外では親指が届かないこともありますが、ゴルフシーンは下半分だけで成り立っています。

余談ですが、スマホで動画を見る時、シーンスキップなどのプレーヤー操作アイコンがスマホ画面の上部に出ると、操作しにくくかったり、自分の指で動画再生画面が隠れたりして、イラッとしませんか?

ゲームにとっても、UIって本当に大事。特にスマホのアクションゲームにとっては超大事。

スマホの『みんゴル』の完成度の高さは、そういったUIひとつとっても裏付けできると思います。

まとめ:これで無料はヤバい。シリーズ作のやり込み要素・戦略性をスマホで再現

スマホ用アクションゲームとして高い完成度を誇る『みんゴル』は、間違いなく万人におすすめできるゲームです。

普通に考えたら、コンシューマゲームのスマホアプリ化→コンシューマ版の一部要素を切り取ってダウンサイジングしたものとなりがちです。特に基本プレイ無料の場合は。

でもですね、この『みんゴル』は何を血迷ったのか、基本プレイ無料なのにコンシューマのいいところをぎゅっと詰めた形で遊べるようにしてしまっています。これで無料はヤバイって!


キャラクターの外見をカスタマイズできるし、ステータス部分の育成も可能。バラエティ豊かなコースが用意されているうえに、多人数での対戦も楽しめちゃいます。

個人的には、自分のプレイを動画で簡単に保存できちゃうところなんかも地味にうれしい。まぐれでスーパーショットが出た時に自動保存してくれる設定があるところもありがたい!


大丈夫なのか、無料で?本当に大丈夫なのか、無料で?と、思わず二度問いかけたくなるくらい、ヤバイ。

今の時代、そんな風に心配しちゃうゲームはたまに見かけますが、『みんゴル』は別格ですね。

コンシューマの『みんなのGOLF』シリーズが好きな人には普通におすすめです。今までのシリーズ同様、楽しめるはずです。

▼余談ですが、自分はかわいいお嬢様系の外見&声でプレイ中。プラチナランクのロボヘッドを手に入れたものの、顔が隠れてしまうので、使うかどうか悩み中です。


シリーズどころかゴルフゲーム自体を遊んだことがない人には、普通どころか超絶おすすめです!ゲーマーなのにこのゲームを遊んだことがないなんて、もったいなさすぎます。

20年前の自分が初代『みんなのGOLF』でゴルフゲームのおもしろさに出会えたように、今回の『みんゴル』を遊んでゴルフゲームにハマる人は多いと思いますので、ぜひ!