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暑い夏を快適に過ごすために活用したいのが扇風機だ。省エネ性が高いだけでなく、風を細かくコントロールできる「DCモーター」を搭載したことで、数年前から大きく見直され始めた。最近では基本性能やデザインだけでなく、機能が大幅に進化したモデルも登場している。風の直進性の高い扇風機なら、エアコンと組み合わせてサーキュレーターとして使うこともできる。今回は数ある中から、3万円前後のモデルを中心に比較してみたい。



ドウシシャ

kamomefan FKLS-251D

実勢価格:2万6870円

カモメの羽にヒントを得て設計した羽根を搭載する扇風機。羽根に柔らかい素材を採用することで、騒音と振動を軽減している。羽根径は約25cmとコンパクトで、重さは約2.1kgと、ほかのモデルに比べて圧倒的に軽い。しかし到達距離は最大約17mと、遠くまでしっかりと風が届くのが特徴だ。他社のモデルはダイソンを除いてモーター部が出っ張っているが、本機はかなりスリムになっており、背面も美しい360度デザインに仕上がっている。設置スペースが小さいのも大きな魅力だ。

風の快適さ



【 近距離で風速をチェック 】



約1mの距離では3.94m/sと、他機種に比べて圧倒的な風速を実現。動作音は約61.8dB。モーター音よりも風切り音が気になった。

【 少し離れた場所で風速をチェック 】



約2mの距離で2.36m/sはかなりの速度だ。約3mの距離でも1.72m/sを実現。羽根径がコンパクトだけに風速は相当なものだった。

使い勝手の良さ



【 操作パネルやリモコンの使い勝手をチェック 】



リモコンもシンプルなデザインだが、迷わずに使える。自動首振りは30/60/90度で順に切り替わるため、決まった場所で止めにくいのが難点だ。  



風量は24段階で調節できる。ダイヤルを回せばすぐに好みの風量まで調節できるので、使い勝手はいい。表示は必要最小限だが、迷わずに使える。

その他の注目機能





ファンの前面にアロマケースを搭載しているのがユニークなところ。アロマオイルを垂らして装着すれば、風とともにさわやかな香りも楽しめる。

IT・家電ジャーナリスト/安蔵 靖志の評価





高さが物足りないものの風の質はかなり高く、小型軽量なのも魅力

すぐ近くから離れた場所まで、7機種の中でも圧倒的な風速を実現したモデル。コンパクトで圧倒的に軽いだけでなく、箱から出してすぐに使える組み立て不要な点も魅力だ。遠くまで風がしっかりと届くため、エアコンの風を循環させるサーキュレーターとしても活躍しそうだ。背面にもほとんど出っ張りがないスッキリとしたデザインを採用しており、リビングなどを彩るおしゃれアイテムとしても注目したい。機能面では特筆すべきものはないが、アロマケースで香りを楽しめるのはユニークなポイントだろう。

安蔵 靖志/IT・家電ジャーナリスト 家電製品総合アドバイザー、AllAbout 家電ガイド。KBCラジオ「キャイ〜ンの家電ソムリエ」にも出演中。

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋

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