トヨタ、新型「カムリ」でセダンの復権を目指す

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トヨタ自動車は7月10日、フルモデルチェンジした新型「カムリ」の発表会で、成長市場とは言えない米国セダン市場に新型カムリを投入し、「もう一度セダンを輝かせたい。セダンの復権を目指す」と語った。カムリは米国の乗用車市場で15年連続販売台数1位を続けている車種であり、その新型は同社の販売促進に貢献するとみられている。
トヨタは、ミッドサイズ・セダンが市場からなくなるとは「想像もしていない」という。ライバル社がかつて人気だったセダンの販売を終了したことによって、トヨタ カムリの存在感が高まると考えている。

米国ではガソリン価格の下落から、多くの人が大型SUVやピックアップ・トラックを選ぶようになった。自動車メーカーは先を争ってこの成長需要の波に乗ろうと躍起になっている。その結果、米国市場のセダンの新車販売シェアは減り、2015年には44%だったものが現在では38%まで落ち込んでいる。

「もし他の自動車メーカーが、セダン市場から撤退してSUVに力を注ぐなら、セダン市場において我々のマーケット・シェアが拡大する好機となるだろう」とMS製品企画チーフエンジニアの勝又正人氏は同発表会で語っている。

セダンと小型車は、トヨタにとって米国販売における重要セグメントだ。これらの車種は2016年上半期には販売台数の48.6%を占めていたが、2017年上半期では約43.5%に減少している。

新型カムリは、米国では8月に発売となる予定で、同市場で月3万台の販売を目指している。

今年6月、現行のカムリは米国で2万9,463台を売り上げたが、前年同時期の販売台数と比較すると9.5%減少した。

「正直、セダン市場が盛況とは言えないのが現状」だが、「新型カムリでセダンを復権させたい」とトヨタ Mid-size Vehicle Companyのプレジデント、吉田守孝氏は語っている。

By Reuters
翻訳:日本映像翻訳アカデミー