米ニューヨークで開催されたロバート・キャパの写真展(2014年1月30日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】写真界の偉人、ロバート・キャパ(Robert Capa)とアンリ・カルティエブレッソン(Henri Cartier-Bresson)が創設した伝説的な写真家集団「マグナム・フォト(Magnum Photos)」が、初めて一般投資家の出資を募るという大改革を余儀なくされている。

 マグナムは第2次世界大戦(World War II)後に設立され、瞬く間に世界中の偉大な写真家たちが集結した。だが、マグナムの経営部門の責任者であるデビッド・コーガン(David Kogan)氏はAFPに対して11日、今では毎年膨大な枚数の写真が撮影され、誰もが写真家になっていると語った。

 コーガン氏は「市場はこの30年ですっかり様変わりした」「写真に大金をはたいていた新聞各社も、もはやそんな金額を使わなくなった。だからわれわれは新しいプロジェクトに投資し、未来について考えなければならない」と説明。

 米ニューヨーク(New York)、英ロンドン(London)、東京、仏パリ(Paris)に事務所を構えるマグナムが、初めて一般投資家からの出資を募るという歴史的な改革を余儀なくされていると明らかにした。

 すでにドイツやノルウェー出身の個人投資家がマグナムに融資を行い、さらに資産管理のためにマグナム・グローバル・ベンチャーズ(Magnum Global Ventures)という名の子会社を創設する予定となっているという。

 今回の契約の狙いについてコーガン氏は、「マグナムが常に抱えていた弱点を、その魂を失うことなく是正すること」にあると説明。

 またマグナムが新会社においても筆頭株主であり続けると述べ、新会社は長らく赤字に苦しむマグナムをすぐに黒字に転換させるだろうと付け加えた。さらに、計画によればマグナムに所属する写真家92人は引き続き、著作権と新しい写真家の入会を認める権利を保持することになるという。
【翻訳編集】AFPBB News