リノベーションホテル「HATCHi金沢」や、「LYURO東京清澄」をトータルプロデュースする(株)リビタ(都村智史社長)では、石川県金沢市上堤町にて、「KUMU金沢-THE SHARE HOTELS-」を8月30日(水)にオープンすると発表、ウェブサイトを公開して、宿泊予約受付を開始した。

 「KUMU金沢」は、金沢市中心部のオフィス街、観光名所の近江町市場や尾山神社にほど近く、兼六園、金沢駅へも徒歩圏内の場所に位置する、築44年のオフィスビルに、用途変更を伴うリノベーションをおこない、ホテルとして再生するもの。「北陸ツーリズムの発地」をコンセプトとした「HATCHi 金沢」(THE SHARE HOTELS 第一号店、2016年3月開業)に続く金沢二号店にあたる。「HATCHi 金沢」の客室構成が、ドミトリー主体、20〜30代のひとり旅や⻑期旅行に最適なのに対し、「KUMU 金沢」の客室は、全て最大4名まで泊まれる個室で構成し、茶会もできる炉が切られた畳敷きの部屋から、2段ベッドのリーズナブルな部屋まで全6種が用意されており、カップルやファミリー、グループなど、より幅広い旅行者に向けて、ローカルに出会う旅を提供していきたいとのこと。

 ネーミングの「KUMU」には、「金沢の伝統を “汲む” 場所」という意味が込められており、禅や茶の湯といった武家文化が色濃く残るまち金沢で活躍する気鋭の地域プレイヤーが集い、工芸作家や茶人、僧侶、アーティスト等とともに金沢の伝統文化にちなんだ多様なコンテンツを現代的な目線で展開し、伝統文化を未来につなぐ文化サロンとなることを目指し、まちに開かれたシェアスペースでは、イベントや研修、会議や合宿利用の団体へのスペースレンタルなど、より多様な利用ニーズにも応えていく計画で、ホテルというグローバルな場を舞台に、観光客や地域住民とともに、金沢の伝統文化をアップデートして、その魅力を国内外へ発信してくという。

 なお、デザイン的には、オフィスビルとして44年の歴史が刻まれた内装解体後のコンクリートの表情を積極的に生かしたデザインに、職人の手仕事を感じディテールを取り入れ、趣のある空間を演出。「不完全さ、簡素さ」といった茶室の美学を感じさせる空間を楽しむことが出来る。