ミランGKジャンルイジ・ドンナルンマが12日、兄アントニオとともに会見に臨んだ。騒動の末に契約を延長した18歳の守護神は、ミランのサポーターを裏切るつもりはなかったと話している。

この夏のイタリア・カルチョ界で大きな議論を呼んだドンナルンマの契約延長問題は、最終的に年俸600万ユーロ(約7億8000万円)と言われる大型契約を結ぶことで決着した。ミランは10日に2021年までの新契約を結んだと発表している。

一時は延長交渉が決裂し、サポーターから罵倒された。「守銭奴」と罵倒され、U-21欧州選手権では偽ドル札を投げつけられた。だが、ドンナルンマは、会見で次のように述べている。

「ミランにいることを誇りに思うし、この上なくうれしい。自分の頭の中ではまったく疑問を持つことはなかった。唯一残念なのは、裏切られたと感じたサポーターのことだ。でも、僕はそんなこと考えていなかった。この2年間、常に支えてくれたことを感謝している」

ドンナルンマの慰留に尽力したミランは、兄アントニオとの契約も決めた。昨季ギリシャリーグでプレーした同選手の年俸は、100万ユーロ(約1億3000万円)と言われ、不満の声を上げているサポーターも少なくない。

だが、マッシミリアーノ・ミラベッリSDは会見で、「私が個人的にアントニオを強く望んだ」とコメント。あくまでも戦力として評価したうえでの獲得だと強調している。

すったもんだの末に契約延長と兄の獲得という形で決着したドンナルンマの去就問題。サポーターは「裏切るつもりなどなかった」という選手の言葉をどうとらえただろうか?