「道の上の日々」のワンシーン=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の聯合ニュースが世界で初めて「脱北」をテーマに、仮想現実(VR)アニメを用いたドキュメンタリー作品を制作している。

 作品名は「道の上の日々(The days of the road)」(原題)。聯合ニュースはVR制作会社、アニメを手掛けるスタートアップ企業と共に韓国コンテンツ振興院の支援を受け、同作を制作中だ。北朝鮮脱出住民(脱北者)が国境を越え韓国入りするまでの過程と、脱北の過程で感じる感情を実写とアニメを組み合わせて表現した。
 聯合ニュースの制作陣は中国、ラオス、米国など1万キロ以上を移動する脱北者たちに同行し、その過程をVRカメラに収めた。
 また、同作では韓国のカレブ宣教会のキム・ソンウン牧師が入手した映像に基づき、中朝国境地域で中国人により伐木作業をさせられ、労働を搾取されている脱北者の実態についても告発する。
 制作を総括する聯合ニュースの黄大一(ファン・デイル)コンテンツ総括本部長は「撮影期間だけで7カ月を要した。脱北者の人権に関する新たな事実を知らせることに焦点を合わせた」と説明した。
 制作においてはイスラエルのアニメ映画「戦場でワルツを」の制作手法に倣ったほか、ロトスコープ技法や韓国の水墨画の技法も取り入れた。
 韓国コンテンツ振興院の関係者は「南北分断の問題について、人権と家族愛、人間に対するあたたかい視線で表現した作品だ」と評価した。
  同作は来月公開の予定。
hjc@yna.co.kr