井村雅代ヘッドコーチ

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ハンガリーのブダペストを舞台に開幕する「世界水泳」を今週末に控えた11日、テレビ朝日「報道ステーション」では、シンクロナイズドスイミング日本代表・井村雅代ヘッドコーチに行ったインタビューを放送。松岡修造氏が聞き手を務め、2014年から日本代表の指導に復帰した同コーチの指導法に迫った。

コーチ復帰後の代表メンバーを「ただの宇宙人」と表現した井村氏は、「『同じ国籍?』と思うくらい言葉が通じない」という。その上で「間違いをしたら叱るじゃないですか。注意するじゃないですか。本人きょとんとしているんですね。絶対してはいけない間違いと、次から気をつけようで終わるくらいの小さな失敗と、それが分からない」と説明した。

すると松岡氏は「今、色々言われるじゃないですか?」と、厳しい指導に対する懸念を示すも、井村氏は「言われるのが怖くて選手に接しられへんでしょう。いつでも首洗ってますよ」とキッパリ。それでも近年は「優しくなった。親切になった」とニヤリとした。

「前は『言われて自分で気付け』というのがありましたけど、(今の選手は)自分で気付くなんかなし」と前置きした井村氏。2014年の指導復帰時を振り返って、「『あんた達、コンビニの前で座ってスマホいじってる子よりも一生懸命頑張ってる』って。『だけども、その頑張りやったら世界ではメダル獲れないんや』って」と選手の気持ちを掻き立てたエピソードを披露した。

「あの子達は入賞するための頑張りしかしていない」と感じた井村氏は、以後、指導に変化を加えつつも、選手にはメダルを獲るための頑張りを求めるように。「何回でもできる。何回でも同じこと繰り返せる」という日本人の強みを生かし、去年のリオデジャネイロ五輪では3大会ぶりの銅メダルを獲得。その一方、一貫して変わらない指導方法を訊かれると、「粘ること」を挙げ、「私の思いが通じるまで、あの手この手で、あの言葉この言葉で何回もトライすること、挑戦すること、粘ること、諦めないこと」と語った。