血が…
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 映画『永遠のこどもたち』『ロスト・アイズ』などのプロデューサーとして知られるマル・タルガローナがメガホンを取ったスパニッシュスリラー『ボーイ・ミッシング』が8月3日より日本公開される。頭から血を流し、ショック状態で発見された耳の不自由な少年。彼を思うあまり道を踏み外し、惨劇に巻き込まれていく母親の姿を描く衝撃作だ。

 主人公は、『ボルベール <帰郷>』のブランカ・ポルティージョが演じる高名な弁護士パトリシア。通学途中で拉致されて自力で逃げ出したという息子ビクトルの証言によって、前科者のチャーリー(アンドレス・エレーラ)が逮捕されるも、ほどなく証拠不十分で釈放に。その夜からパトリシアとビクトルの周りでは不審な出来事が次々と起こり始める。それらがチャーリーの仕業だと確信したパトリシアは、かつて裏稼業に手を染めていた友人ラウル(ホセ・コロナド)の元を訪ね、チャーリーを痛めつけて警告するよう依頼するが、それが思わぬ惨劇を招くことになり……。

 併せて公開された予告編は、怯える少年の姿から、パトリシアの報復が新たな血みどろの暴力を引き起こしていくさままでスリリングに映し出していく。タルガローナ監督とスペイン映画界の実力派が新たなスパニッシュスリラーの名作を生みだしたのか、注目したい。(編集部・市川遥)

映画『ボーイ・ミッシング』は8月3日より新宿シネマカリテ「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」にて公開