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暑い夏を快適に過ごすために活用したいのが扇風機だ。省エネ性が高いだけでなく、風を細かくコントロールできる「DCモーター」を搭載したことで、数年前から大きく見直され始めた。最近では基本性能やデザインだけでなく、機能が大幅に進化したモデルも登場している。風の直進性の高い扇風機なら、エアコンと組み合わせてサーキュレーターとして使うこともできる。今回は数ある中から、3万円前後のモデルを中心に比較してみたい。



ダイソン

Dyson Pure Cool Link TP03

実勢価格:6万4800円

羽根のない扇風機「Air Multiplier タワーファン」に空気清浄機能を搭載したモデル。Android/iOS対応のスマホアプリを利用すれば、室内の空気の質や温度、湿度の状態をモニタリングしたり、遠隔操作でオン・オフや風量調節などもできる。A4用紙サイズの約3分の2という省設置スペースが魅力。サーキュレーターとしても使えるだけでなく、空気清浄機能を搭載しているため、夏が終わっても収納する必要がない。価格はほかのモデルに比べてかなり高いが、1年中活躍してくれるのが最大の魅力となっている。

風の快適さ



【 近距離で風速をチェック 】



約1mの距離で計測したところ、約2.18m/sとまずまずの風速だった。羽根がないため、ムラのない“面の風”が出てくるのが特徴だ。

【 少し離れた場所で風速をチェック 】



約2mの距離では、約1mとほぼ同じ約2.00m/sの風速が出た。ただし約3mになると約1.15m/sと、他機種とほとんど同じ数値になった。

使い勝手の良さ



【 操作パネルやリモコンの使い勝手をチェック 】



無駄を完全に省き、ほとんど文字も書かれていないリモコンだが、操作が感覚的に理解しやすいため迷わずに使える。コンパクトなのも魅力だ。

【 リモコンの収納性や高さ・首振りのバリエーションも重要! 】



リモコンは本体上部にマグネットで取り付けられるようになっている。ただし本体の操作ボタンは電源のオン・オフしかできないのが残念なところ。

その他の注目機能





空気清浄機能が付いているだけでなく、スマホアプリで空気の質をチェックできるのが魅力。1年中使えるため、しまう必要がないのもうれしい。

IT・家電ジャーナリスト/安蔵 靖志の評価





価格はずば抜けて高いものの空気清浄機として年中使えるのが魅力

全7機種の中で唯一羽根がない(内部にファンはあるが)こともあり、均一な風を送るのが大きな特徴。動作音は約64.1dBと決して大きくはないが、甲高い音のためか、ほかの機種よりも少し耳障りに感じた。空気清浄機として、部屋の空気を循環させるサーキュレーターとして年間を通して使えるため、省スペース設置ができるのはうれしい。空気清浄機能は従来のモデルから活性炭の量を約3倍に増やした「360°グラスHEPAフィルター」を採用。有毒なガスやニオイなどをとらえる能力がアップした。

安蔵 靖志/IT・家電ジャーナリスト 家電製品総合アドバイザー、AllAbout 家電ガイド。KBCラジオ「キャイ〜ンの家電ソムリエ」にも出演中。

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋

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