「ミニマリズム」というワードは、それが何を意味するか説明する必要もないほど世間に浸透しています。実践している人がメディアに登場すると、買い物好きでモノを捨てられない私はつい見入ってしまうのですが、しかし行動にまでは移せていません。理由は結局、「どんなメリットがあるか」をほとんど理解していなかったから。

becoming minimalist」のこの記事には、それがわかりやすくまとまっています。ライターAllison Fallonさんは4年ほど前からミニマリズムを実践中。当初は手放すことに抵抗があったモノも、今は役に立たないことに気付いたといいます。

01.
執着心から解放され
心が休まる

手放して初めて、私は物に苦しめられていたことに気付きました。失くなった途端に、精神的なエネルギーが蘇ってきたのです。これは、長い間抱き続けてきた心の重荷を捨てる時の感覚に似ています。あなたは何かにしがみついていることに気付いていなく、手放した途端に自由であることを知るのです。

最初は、この考えは恐ろしいと思っていた。どうすれば洋服やお洒落なものを捨てられるかわからなかった。でも捨ててから6カ月経つと、なぜ必要だったのかほぼ思い出せなくなるものです。モノを捨てることで、心の中に静寂がうまれました。

02.
「衝動的な自分」を
コントロールできる

5年前なら、「きらびやかな商品は私のような人のためにある」と答えていたでしょう。というのも、以前は自分が衝動をコントロールできない人間だと思い込んでいたのです。実のところそれは性格や気質の問題ではなく、心構えの問題なのです。けれど当時はその事実に気付いていませんでした。

物を購入することをやめてから、最高に素晴らしいことが起こったのです。余計なものは買わずに商品棚を素通りできるようになりました。現在はディスカウントストアや雑貨屋に行っては、必要なものだけを購入しています。探している商品がなければ何も買わずに店を出ることもします。これはシンプルなことに聞こえますが、人生のはるかに大きな部分もコントロールできるという自信を与えてくれているのです。

03.
ストレスが軽減

物を減らしてからより健康的で幸せな人生を送っています。恐らく睡眠を増やして仕事量を減らしたことや、お金に関するストレスをあまり感じなくなったからでしょう。

04.
夢を追う余裕ができる

ここ数年で、請求書を支払うために続けなければいけない嫌な仕事やローンに縛られなくなり、より重要なことを追求できるようになりました。また、物への執着心が減ったため、購入したけど使いもせず捨てて、また新しい物を購入するようなヘマもしなくなりました。その代わり、旅行をしたり本を執筆したり、より良い友情関係を築くことができるようになったのです。また、多くの時間を夫と過ごしたり、プロジェクトに取り組んだり、ボランティア活動に参加することも可能になって、喜びや充実感を感じられています。

05.
「責任」の意味を
理解できるようになる

以前は持ち物の大半を捨てることなんてできないと思っていたし、フルタイムの仕事を絶対にやめられないと考えていました。そうすることが責任ある行動だと思えなかったからです。でも捨て始めてから、「責任」の意味を間違えていたことに気付きました。

まず、責任とは人によって異なるということに気付いたのです。そして、自分の精神的な面をケアすることも責任を持つことの一部だと学びました。例えば家の中にあるガラクタの山を目にする時に感じる心苦しさに対応することも、責任ある行動といえます。

06.
より大事なことに
使えるお金が増える

かつて私はお給料ギリギリの生活を送っていて、請求書を支払えるだけの収入がないと思っていました。でも、ケーブルテレビやインターネット、ジムがなくても暮らしていけることに気付いた時、私と夫の生活予算にはかなりの余裕があることを知ったのです。現在の私たちは(ローンのない)クルマを1台所有していて、クレジットカードを持っていません。

同じようにしたからといって全ての人に効果がある訳ではありませんが、必要ないものを切り捨てれば意外に余裕ができ、手にできなかった貴重な体験を得ることができるのです。

07.
「物より思い出」に
投資するように

私と夫は常に新しい体験を求めています。そのため、会議や結婚式や友人の自宅など、様々な場所に出向いていますし、1人が出張に行く時には、もう1人もたびたび同伴しています。そして、新しいレストランや場所を探索することや友人をもてなすことも好きです。だからアパートに知人を招待しますし、そのために航空券を代わりに払う時さえあります。つまり私たちは、経験や知識となることにお金を費やしているのです。思い出に残るようなことには毎月少しずつ貯蓄をしていて、使っても後悔することはありません。

08.
物では人の価値を
はかれないと知る

自分の人生が物中心にまわっていた時、私は大きな不安を抱えていました。実際に悪夢を繰り返し見ていたのです(臨床心理士をしている父によると原因は物ではなく、それらが象徴することにあったようです)。けれど現在は、信じられないほどの安心感を得ています。

捨て始めてから、自分を定義するのは物ではないということに気づきました。それよりも、より重要な事に着手しようと勇気が沸いてきたのです。

09.
より安定した
自尊心を得られる

長い間、物は自らを象徴するものだと思い込んでいました。例えばハイブランドの家具を持っていれば成功者で、IKEAで買うのをやめたら大人の証だと。

今思うとバカバカしいし、悲しくて卑屈なことです。昔は物が自分の価値を反映するものだと信じていたのです。でも今は、高い家具は持っていませんし今後も購入するつもりはありません。だからこそ自尊心ははるかに安定しています。そもそも値段を付けることなどできないのです。

10.
より良い人間関係を築ける

より大きな勇気と自由、より良い理解や不安の軽減、より大きな自制心があれば、人間関係が大幅に改善するのは当然です。今の友人関係は豊かで充実しています。夫とのケンカも少なくなりました。私は現在、自分にとって重要なことをちゃんと理解しているので、以前よりも重要ではない事は簡単に手放せるようになりました。

完璧な人生を歩んでいるわけではありませんが、かつてないほど幸せですし、これまでなかった充実感を手にしています。昔の生活に戻ることはもうないでしょう。

Licensed material used with permission by becoming minimalist