11日、海外網などによると、台湾台北市にある日本統治時代のこま犬を破壊したとして起訴された元台北市議が、「尖閣列島は日本のものという言論は認めない」と主張した。写真は台北。

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2017年7月11日、海外網などによると、台湾台北市にある日本統治時代のこま犬を破壊したとして起訴された李承龍(リー・チョンロン)元台北市議が、「尖閣列島は日本のものという言論は認めない」と主張した。

李元市議は今年5月、仲間と共に小学校の門に設置されたこま犬をハンマーで破壊、その様子をネットで生中継した。記事によると、同市の地方裁判所でこのほど、李元市議の初公判が開かれ、弁護人は2014年に起きたひまわり学生運動の判例を持ち出して「憲法が保障する言論の自由の範囲内」と主張。検察側は暴力行為に当たる行為で言論の自由の範囲に含まれないとの認識を示した。

元市議は弁護人の主張に関し、「弁護人は法律的観点から今回の件を見ているが、自分の政治的観点とは異なる」と述べた上で「尖閣列島は日本のもの」という李登輝(リー・ドンフイ)元総統の発言に言及、「このような言論に同意しない」「李登輝氏の発言が正しいと言うことはできない」などとした。また、自身の行為は検察が主張する毀損(きそん)罪には当たらないとも発言、「こま犬は本来、あるべきではなかった」と述べた。

李元市議は今年4月、台南市に設置された日本統治時代の日本人技師の銅像頭部を切断するという事件も引き起こしている。(翻訳・編集/野谷)