発射される「高高度防衛ミサイル(THAAD)」のミサイル。西太平洋クエゼリン環礁の米軍レーガン試験場とその周辺で2013年に行われた試験の際に撮影された写真。米国防総省ミサイル防衛局(MDA)提供(2013年9月10日撮影,資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国防総省ミサイル防衛局(MDA)は11日、米軍がミサイル迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の迎撃試験に成功したと発表した。

 こうした迎撃試験は数か月前から計画されるものではあるが、北朝鮮は4日にアラスカ(Alaska)を含む米国の一部に到達する能力のあるICBM試射に初めて成功しており、今回の試験はその翌週に実施された形となった。

 MDAによると、迎撃試験ではハワイ(Hawaii)北方の太平洋(Pacific Ocean)上空を飛行する空軍のC17輸送機から弾道ミサイルに見立てた標的を発射。アラスカ州コディアック(Kodiak)の太平洋宇宙港コンプレックス-アラスカ(PSCA)に配備されたTHAADが標的を探知・追跡し、迎撃した。

 THAADの製造を担当する米航空・防衛大手ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)は、同システムが中距離弾道ミサイル(IRBM)を迎撃したのはこれが初めてだとしている。

 MDAによれば、THAADの迎撃試験はこれが14回目でこれまですべて成功している。

 MDAは「(中距離)ミサイルの脅威に対するTHAADの有効性が示されたことは、北朝鮮などの世界各国で高まるミサイルの脅威に対する米国の防衛能力の支えとなる他、より広い戦略的抑止力に寄与するものだ」と表明した。
【翻訳編集】AFPBB News