最も値段が高い「タンブール ホライゾン ブラック」(写真: ルイ・ヴィトンの発表資料より)

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 フランスの高級ファッションブランド、ルイ・ヴィトンが、腕時計型端末(スマートウォッチ)に参入した。

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 11日、「タンブール ホライゾン」3モデル(カラーバリエーションを含めると6種類)を全世界で発売。日本での価格は、29万9,160〜36万3,960円。

 本体・ケースのデザインから、搭載するアプリまで、全てルイ・ヴィトンが開発を行ったもの。接続方式はブルートゥースで、Androidスマートフォン、iPhoneのいずれとも接続できる。文字盤はモニターとなっていて、スケジュールやメール着信などを表示できる。

 インターネットを介した観光案内機能などを備え、若年層を中心とした顧客の獲得を目指す。IoTなどが拡大を続ける中、高級ブランドもIT化へと舵を切り、存在感を発揮したい考えがあるものと見られる。

 ルイ・ヴィトンはもともと、19世紀のマルティエ(スーツケース職人)であるルイ・ヴィトンが創始した、主にはアパレルと靴を手がけているファッションブランドだ。現在では、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの中核をなすブランドとなっている。

 マイケル・バーク会長兼CEOは、スマートウォッチ発売について、「ミレニアル世代(1980年代〜2003年に生まれた層を指す)の取り込みが重要だ」と述べている。

 また、このような動きを見せているのはルイ・ヴィトンだけではない。スイスのタグ・ホイヤーは、インテル社と連携してスマートウォッチを発売。アメリカのフォッシル・グループは、イタリアのブランドであるエンポリオ・アルマーニからやはりスマートウォッチの発売を、この8月に予定している。また、ドイツのモンブランは、心拍数モニターを搭載したスマートウォッチを手がける。

 名だたるファッションブランドがIT関連産業へと参入していくことで、今後の競争激化が予想され、IT企業としてもうかうかしてはいられないといったところだろうか。