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暑い夏を快適に過ごすために活用したいのが扇風機だ。省エネ性が高いだけでなく、風を細かくコントロールできる「DCモーター」を搭載したことで、数年前から大きく見直され始めた。最近では基本性能やデザインだけでなく、機能が大幅に進化したモデルも登場している。風の直進性の高い扇風機なら、エアコンと組み合わせてサーキュレーターとして使うこともできる。今回は数ある中から、3万円前後のモデルを中心に比較してみたい。



バルミューダ

The GreenFan

実勢価格:3万8880円

外周と内周の羽根を交互に組み合わせた二重構造を持つ独自の「グリーンファンテクノロジー」を採用する扇風機。外周と内周の風がぶつかって風の渦成分を打ち消し合うことで、大きく広がりゆっくりと進む風になるのが特徴で、約15m先まで風を届けられるという。他社の扇風機は首振り角度が決まっているが、グリーンファンは自由に角度を設定できる。オプションの「バッテリー&ドック」(直販価格9800円)を利用すると、夏の暑いキッチンや脱衣所など好きな場所に持ち運んで使える(連続運転時間は最大20時間)。

風の快適さ



【 近距離で風速をチェック 】



約1mの距離では約3.24m/sと、ドウシシャに次ぐ風速を計測した。最大風速での運転音は約59.5dBで、こちらも比較的良い数値だった。

【 少し離れた場所で風速をチェック 】



約2mの距離での風速は約1.86m/s、約3mでは約1.15m/sと、数値は平凡だったが、風はゆらがずに面で遠くまで届くような印象を受けた。

使い勝手の良さ



【 操作パネルやリモコンの使い勝手をチェック 】



リモコンは電源ボタンと風量調節ボタン、首振りボタン、タイマー設定ボタンを配置したシンプルなもの。収納場所が用意されていないのは残念。



本体背面のモーター部に操作ボタンを配置。インジケーターは風量とタイマーの時間を表示するLEDをベースに配置するというシンプルなものだ。

その他の注目機能





本体ベースの裏側に別売のバッテリーを装着することで、ポータブル運転が可能。バッテリーにはドックが付属するので、脱着も手軽に行える。

IT・家電ジャーナリスト/安蔵 靖志の評価





風の心地よさは抜群でデザインも◎

気の利いた機能がないのが残念なところ

東日本大震災後の省エネ需要拡大もあって大ヒットしたグリーンファンは、外側と内側の風が渦成分を打ち消すことで「面の風」になるのが特徴。確かに揺らぎが少なくて遠くまで届く印象を受けた。デザイン性も高く、バッテリー&ドックを加えることでポータブル駆動ができるのもユニーク。自動首振り機能は通常は80度だが、A点とB点を設定することで最小30度から最大150度まで自由に角度を決められるのも面白いポイントだ。ただしそれ以外には他社のように気の利いた機能がないの残念なところだった。

安蔵 靖志/IT・家電ジャーナリスト 家電製品総合アドバイザー、AllAbout 家電ガイド。KBCラジオ「キャイ〜ンの家電ソムリエ」にも出演中。

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋

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