10日、韓国の地方都市のマンションに、まるで誰かの忘れ物のようにぽつんと置かれた青唐辛子入りの手提げ籠が話題になっている。写真は青唐辛子。

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2017年7月10日、韓国の地方都市のマンションに、まるで誰かの忘れ物のようにぽつんと置かれた青唐辛子入りの手提げ籠が話題になっている。韓国・オーマイニュースが伝えた。

エレベーターの隅で籠が見つかったのは、韓国中西部、洪城(ホンソン)郡内浦(ネポ)新都市にあるマンション。具体的な建物名などは明かされていないが、新都市に林立する高層マンションの1棟とみられる。

籠に近づいてよく見てみると、2枚の付箋に手書きで「ご入用なだけ持って行って召し上がってください」「籠は10時に引き上げます」とのメッセージがある。住民らによると、内浦新都市では空き地を活用した「住民農場」が運営されており、唐辛子は住民の一人が週末などに畑に出て自ら収穫したものだそうで、エレベーターを利用するご近所へのお裾分けなのだ。

韓国では昨今、マンションの上下階間の騒音による摩擦が社会問題化している。そうした中での名や顔も知らぬ隣人からの心遣いに、住民らは「すてきなご近所がいて幸せ」「唐辛子を見るだけで心が温かくなる」「天使の心を持っているようだね」「感動した。見習わないと」などの感想を口々に語っている。

また、ネットユーザーからも「これこそが新しい情の形だね」「私もまねしてみたい」「どうして今まで思い付かなかったんだろう?」「この世知辛い世の中で、分かち合いの心を知っている美しい方だ」といった声が上がったほか、「おいしくいただきます、とメモを残したい」「最後の1本を持って行った人がドリンクの1本でも置いておいたら、さらに美しい話になるね!」などの提案が寄せられている。

さらに「ここ、うちのマンションです。夫が5本持って来たので、夕食においしく食べました」との書き込みや、「エレベーターを使わない1階住人としてはちょっと寂しいかも…」とのつぶやきもあった。(翻訳・編集/吉金)