浦和レッズ公式サイトより

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「次のアルビレックス新潟戦から(天皇杯3回戦・ロアッソ熊本戦と)連勝しなければ、まず私がチームを去る」

 7月5日に行われた川崎フロンターレ戦で1-4と大敗した浦和レッズのミハイロ・ペトロビッチ監督は、辞任を求めるサポーターたちに、そう約束した。

 その結果はというと、新潟に2-1で辛くも勝利。これで次は熊本に勝利すればサポーターも納得するかと思ったが、事は単純にはいかなそうだ。試合後、サポーターの間では、現在の浦和を支持するかどうかで対立が起こっていた。現地取材をしていたサッカーライターは言う。

「新潟は、浦和に負けて6連敗となったのですが、これは10年ぶりのタイとなるワースト記録です。5月に就任した呂比須ワグナー監督の手腕にも疑問符が付く。そんな状態の新潟に、2-1の苦勝。次なる相手の熊本も、J2の上位クラブではない。その2チームに勝つという宣言よりも、『今季、何かしらタイトルを獲れなければ辞任する』くらいをサポーターは求めていたのではないでしょうか」

 4月末までは好調だった浦和だが、現在は8位まで順位を落としてしまった。「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程が原因」と指摘する声もあるが、同じくACLで勝ち残っている川崎は3位につけている。

「Jリーグは、何かあると過密日程を言い訳にますが、現在の浦和は、正GKである西川周作のパフォーマンスが昨年のように神がかっていないことが失点の多さにつながっていると思います。西川は、今年3月に行われた2018 FIFAワールドカップロシア大会アジア最終予選第6戦のUAE戦で、日本代表の正GKの座を川島永嗣に奪われました。以降、どこか自信を失っているように見えます。もしかすると、ハリルホジッチ監督のケアに問題があったのかもしれません。いずれにしろ、西川が昨年のようなパフォーマンスを取り戻さない限り、もともと守備が得意ではない浦和は立ち直らないと思います。熊本戦だって、このままでは何が起こるかわからない」(同)

 さらに、こんな指摘も。

「ペトロビッチ監督の時は優勝できなかったサンフレッチェ広島を3度も優勝に導いた森保一監督が先日、辞任してフリーになりました。森保監督を引き抜けば、守備の問題はすぐに改善されると思います」(同)

 浦和が再び常勝街道に乗るためには、西川の復活を待つか、監督を代えるしか手はなさそうだ。
(文=TV Journal編集部)