児童の給食費用を着服した事務員の女(画像は『Manchester Evening News 2017年7月6日付「Primary school worker stole nearly £50k of children's dinner money to fund luxury holidays」』のスクリーンショット)

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英マンチェスター内の小学校で財務マネージャーを務めていた女が、児童らの給食費を着服し自身の豪華なホリデーなどにあてていた。このほどその裁判がマンチェスター刑事法院で行われたことを英メディア『Manchester Evening News』や『Mirror』が伝えている。

マンチェスターのオープンショーにあるヴァーナ・コミュニティ小学校で事務員をしていたジャクリーン・ロッブ(54歳)は、2012年4月から2016年12月までに450人以上の児童が支払った給食費を着服していた。

ロッブは1999年から事務職員として勤めていたが、2009年に財務マネージャーに昇格した。しかしその職を悪用し、児童らが週に11ポンド(約1,600円)支払っていた給食費の総額46,011ポンド(約670万円)を着服、事務員としての年間30,000ポンド(約440万円)の収入に毎年10,000ポンド(約147万円)を上乗せして、贅沢なホリデーや日々の暮らしにあてていたことが、昨年12月の定期監査で発覚した。

このたびの裁判で、フィリップ・ドブソン検察官は「監査で学校財政に不審な点が見つかったために警察が捜査し、ロッブの銀行口座を調べたところ説明のつかない数千ポンドが何度も振り込まれていたことで、被告の着服が明らかとなった。学校側は信頼が裏切られたことへの悲しみを感じているとともにショックを受けている」と述べた。

ロッブの弁護人スティーヴン・サリバン氏は、「被告は最初借りるつもりで流用し、いずれ返すつもりだったようだ。しかしそうはならなかった。被告は心的外傷後ストレス障害に苦しんでおり、昨年は自殺未遂を起こしていた。今回の自分の罪を深く反省している」と明かした。

業務上横領罪で逮捕、起訴されたロッブには前科はなく、判事は被告の保有資産の評価命令と懲役10か月を言い渡した。サリバン弁護士は、着服した給食費はこの先ロッブが受け取る予定の年金から全額返金なされることになるだろうと話している。

なおロッブの夫も同じ学校職員として勤務していたが、今回の件で自ら辞職した。学校側はロッブを解雇したが、裁判所は今後このような犯罪を阻止するためにも被告にはあえて懲役刑を言い渡したとされている。

このニュースを知った人からは「定期的な監査があったにもかかわらず、この女が4年も着服できたのはなぜ? 正確に監査をしてないのでは」「懲役10か月は短すぎる。せめて5年だろう」「すぐに被告に全額返金させるべきじゃないのか」「これまでの監査が甘かったとしか思えない」「財務マネージャーを管理するのは学校長の仕事ではないのか」といった批判の声があがっている。

画像は『Manchester Evening News 2017年7月6日付「Primary school worker stole nearly £50k of children's dinner money to fund luxury holidays」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)