嫁いだ私を受取人にして、生命保険に入った両親。自分たちの老後のために貯めてほしいのに…

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娘、妻、嫁、母……立場は変われど、そのつどいろいろな悩みが出てくるのが女の人生。今回は、もう結婚して子どももいる娘が両親について悩んでいます。エッセイストの高山 真さんの回答はいかに?

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【お悩み】

50代の両親が、私を受取人とする生命保険に入りました。私は大学卒業後に就職、結婚して子どもがいます。お金はあるに越したことはありませんが、独立した子にお金を残す必要はないと思います。「保険料を払うより老後に取っておいて」といっても聞き入れてくれません。どう説得したらよいでしょうか?(奈良県 思い出の口車 34歳)

【高山さんの回答】

本当に立派な考え方だと思います。「高潔」と表現してもいいくらい。私もあなたの考えには心から賛成。でも同時に、ご両親の考えに異を唱えるつもりもないの。もっと正確にいえば、こうです。

「あなたや私のような考えと、ご両親のような考えの『どちらが正しいか』を論じるのは不毛である」。人生の「正解」は、人の数だけあるもの。ご両親のお金の使い方は、ご両親の「正解」だから、私としては自分の「正解」を押しつけたくないんです。つまり、「好きにさせちゃう」派。それで親の気がすむのなら安いもの。あなたのいうとおり、お金はあるに越したことはないし。ご両親が「親も年を取ったら、子どもの金を当てにして当然」みたいな考えだったら、こちらの「正解」を侵害してくるわけだから、私はきっぱり「NO」といいますが。

私があなたの立場なら、「二人が将来お金に困るようなことがあったら、すぐに解約するからね」くらいのことはいっておくかな。それが、「『正解』は違っても、お互いを思い合っている」ことを確認する落としどころではないかと思います。