カビが活発になるのは、気温20〜30℃、湿度70%以上の環境。梅雨入り後から夏にかけて発生し、大繁殖することに。「大繁殖してから退治するのは大変ですし、放置しておくと健康被害が起きる危険も。カビは汚れを栄養源にするので、活動が活発になる前にしっかり掃除し、取り除くことがおすすめです」とハウスクリーニングのプロ、尾崎真さん。

尾崎さんが提案するのは、カビが発生しやすいポイントを重点的に行う掃除法。「掃除がしにくく、湿気がたまるエアコンはもっともやっかいな場所のひとつです」

梅雨どきに気になるカビは、大量発生する前に掃除してリセットするのが賢い撃退法。尾崎さんにエッセの読者が、エアコンの掃除法と予防法を教わりました。


梅雨の季節こそエアコンをしっかり掃除してカビの予防を

室内の空気を吸い冷気に変えるエアコンは、フィルターや吹き出し口にホコリやカビの胞子が付着。「そのままエアコンを使用すると、部屋じゅうにカビをまき散らす危険が。エアコンを使う時季は、2週に一度の掃除を習慣化しましょう」。掃除機能つきエアコンも月に一度は掃除を。使い始めたら一気にカビが発生するエアコンは、小まめな掃除が予防のカギとなるのです。

●用意するもの

掃除機、タオル2枚、お掃除棒(割り箸、ペーパータオル、輪ゴム)、キッチン用中性洗剤、ぞうきん●まずはCheck!


冷気と一緒にカビが部屋に広がるんです
「エアコンにカビがつくと、冷気と一緒に部屋じゅうにカビが広がります」と尾崎さん。カビの発生源を意識した掃除が大切だそう。


取り外して掃除できるフィルターに比べ、見逃しがちなのが吹き出し口。「カビが付着するスポット。小まめなケアが欠かせません」。(手順1)掃除機でホコリを吸う


ホコリを外に広げないいきなりフィルターを外すと、ホコリが周囲に広がることに。「まず掃除機でフィルター表面のホコリを吸い取ります」。(手順2)フィルターを洗う


フィルターを外して浴室に運び、水洗い。「内側からシャワーを当てるのがコツ。水圧で目に入った細かなホコリを追い出します」。


ホコリが落ちたら、乾いたタオル2枚でフィルターをはさみ、水気をふき取って。「両側からたたくようにすると、早く乾きますよ」。(手順3)吹き出し口をふく


梅雨どきはしっかり予防をペーパータオルにキッチン用洗剤をつけたお掃除棒を差し込み、汚れを除去。汚れが落ちたら、ペーパータオルを替え、水を含ませ残った洗剤をふき取ります。


こんなに汚れが取れました。※お掃除棒のつくり方

吹き出し口の汚れを落とすには、狭い部分にすっと入るお掃除棒が便利。「エアコン以外にも細かな場所の掃除に適しています」。


<1>割り箸を持ち、半分に折ったペーパータオルが箸の先端より少し出るよう差し込む。


<2>割り箸を手前に回しながらペーパータオルを巻きつけ、輪ゴムでとめて完成!(手順4)ぞうきんでふく


乾いたぞうきんで上部やフチのホコリをふき掃除。「手を切ることもあるので、アルミ板でできた熱交換器には触れないで」。カバーの外側も忘れずに。●予防法

エアコンは使うと内部に湿気がたまり、カビが好む環境に。「内部クリーン機能がないエアコンは、停止後30分ほど送風運転にし、湿気を飛ばして」。吹き出し口を中心に小まめにホコリを掃除機で吸うことも習慣に。使用後は送風を忘れず、普段の掃除のついでにホコリも小まめに取ることが大切なのです。

●教えてくれた人
【尾崎 真さん】
全国に1300店舗以上を展開する『おそうじ本舗』の企画担当。ハウスクリーニングの最新技術の研究・開発を行うほか、お掃除アドバイザーとして、雑誌やテレビでプロの技を伝授する。

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>