朝鮮中央通信(KCNA)が配信した、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(右)の写真(2017年7月4日配信)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のシンクタンク、米韓研究所(US-Korea Institute)の北朝鮮分析サイト「38ノース(38 North)」は11日、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発が進めば2年以内に500キロの核弾頭を搭載し、米西海岸のサンディエゴ(San Diego)にまで到達する可能性があるとの分析を発表した。

 北朝鮮は先週4日、ICBMの発射実験に初めて成功したと発表し、同国の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は試射について、「米国のろくでなしども」への贈り物だと語ったとされている。

 航空宇宙工学が専門で、38ノースに報告を寄せたジョン・シリング(John Schilling)氏によると、北朝鮮のICBM「火星14(Hwasong 14)」の現時点での推定射程は米アラスカ(Alaska)州およびハワイ(Hawaii)州に到達可能な7000〜8000キロだという。

 シリング氏は「うまく進んで全ての不具合が修正されれば、おそらく火星14の性能はもう少し向上し得る」との見方を示し、「明日に実現するのは無理だが、北朝鮮はいずれ達成するだろう」と付け加えた。

 またシリング氏は火星14の大気圏への再突入技術の限界に触れつつ、今の時点では同ミサイルが「都市単位の標的にまぐれで命中させる」レベルとしながら、1〜2年で試験と開発が進めば、核弾頭1発を搭載したミサイルを米西海岸沿いの標的に向けて着実に撃てるようになる可能性があると指摘。サンディエゴにあるような「海軍基地などを破壊できる程度の正確性を得るかもしれない」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News