トルコ1部トラブゾンスポルから「好条件」のオファーを受けながらも、最終的には「3・4日熟慮して」受け入れない決断を下したことを語ったズラトコ・ユヌゾヴィッチ。だが発言はそれだけにとどまらずブレーメンにも矛先は向けれ、「延長が提示されていない」ことも明かした。これに対して、マネージャーのフランク・バウマン氏は「この発言にはとても驚いたね」とコメント。しかし問題となっている延長の提示については明言を避けている。

そんななか午前の練習中に、ユヌゾヴィッチの代理人を務めるトーマス・ベーム氏が姿をみせた。バウマン氏やアシスタントのシュタイテン氏との話あいを行っており、バウマン氏はただ挨拶にきただけと話たものの、それだけではないことは火を見るよりも明らかだ。

そして夕方にはキャンプ地を後にしたベーム氏は、kickerの取材に対して「我々の間にはいいベースがあるんだ」と強調。両サイド共に延長に対して関心をいだいているようだが、肝心のオファーはすでに提示されたのか?だがベーム氏もこれに対する返答は避け、「話し合いは行なっているし、それはこれからも継続していくよ」と述べるにとどまった。

様々なメディアでは、ユヌゾヴィッチに対してブレーメンは大幅なサラリーカットを求めているようだが、ベーム氏はこういったことへの発言を控え、ことを荒立てないようにしたいと考えている。「ズラトコは今、サッカーとブレーメンに集中しているんだ」

可能性としては、この状況があと半年つづくこともありえるだろう。これによってブレーメンは、ユヌゾヴィッチがどれほどのプレーをみせるか見極めることができ、その一方でユヌゾヴィッチ自身も、契約が今季いっぱいまでとなっていることから、うまくいかなければ新天地を模索できる。そして両者の思惑が一致するなら、そこから延長することも可能だ。

とくに今夏にはこれまで主将をつとめたフリッツ、そしてチームの顔となっていたピサーロと、大きな存在感をもっていた二人がそろって退団しており、先日モイサンデルは、ユヌゾヴィッチに延長を直談判したことも明かした。

だがそれでももしユヌゾヴィッチが1年後に移籍を決断してしまったら?確かにブレーメンでは節約政策をすすめているところではあるが、先日ボーデ相談役会会長が話していたように「ときにはフリーで選手を手放さなくてはならないときもある」ということなのかもしれない。