セビージャのスペイン代表MFビトロが、内定報道もあったアトレティコ・マドリードへの移籍から一転、クラブに残留する可能性が高くなった。

ディエゴ・シメオネ監督がビトロの獲得を熱望しているA・マドリードだが、FIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分を受けているため、この夏の移籍市場では選手をチームに迎え入れられない。

そこで、セビージャにはビトロに設定されている契約解除に必要な違約金である3500万ユーロ(約45億5000万円)を支払って、まずは選手の保有権を獲得。そのうえ、新シーズンの前半戦はローンの形によりビトロの出身クラブであるラス・パルマスでプレーさせ、後半戦からチームに登録して起用するという裏技を計画。既にラス・パルマスとは合意を取り付けており、2段階の移籍は成立間近と報じられていた。

ところが、国内外の大会でライバルとなるA・マドリードへの主力の放出を渋るセビージャは現地10日、ビトロとの契約を2022年6月まで2年間延長したことを突如発表。契約解除に必要な違約金も5000万ユーロ(約65億円)に変更され、A・マドリードの獲得計画は変更を余儀なくされることとなった。

これにより、ビトロを迎え入れるためには、クラブ残留を決断した選手本人を翻意させたうえ、新たに設定された違約金をセビージャに支払う必要が生じることとなったA・マドリード。あくまでも計画を遂行するのか、獲得を諦めるのか、今後の動向に一層の注目が集まることとなった。

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