日本経済のバブル崩壊後における低迷期は「失われた20年」と呼ばれている。経済成長が低迷している間に中国に国内総生産(GDP)で追い抜かれ、日本は長らく保持してきた世界第2位の座を失ってしまった。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本経済のバブル崩壊後における低迷期は「失われた20年」と呼ばれている。経済成長が低迷している間に中国に国内総生産(GDP)で追い抜かれ、日本は長らく保持してきた世界第2位の座を失ってしまった。

 だが、中国人から見れば「日本は20年以上にもわたって衰退しているのに、今なお豊かな国」であり、豊かさを維持し続けていることが不思議でたまらないようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国のテレビ放送局である貴州衛視が「日本が今なお豊かな理由」について特集を組んだことを伝える記事を掲載し、日本企業の「国外で稼ぐ力」こそ、日本経済の力の源泉であると指摘している。

 記事は、中国人の多くは「日本経済は深刻な低迷に喘いでいる」と認識していると伝え、「日本人ですら日本経済は救いようないほど不景気」だと認識していると主張。一方で、日本経済には「危機など全く存在しないのが現状である」と伝え、その理由は日本経済の強さの秘訣は日本国内ではなく、日本国外にあるためだと論じた。

 続けて、日本の製造業の強さは世界的に知られているが、日本企業の多くは製造拠点を日本国外に持ち、日本国外で製品を売りまくっていると指摘。つまり、日本経済の実態は日本国内の経済に依存したものではないため、国内の経済規模を示すGDPだけでは日本経済の強さは測ることができないと主張した。

 さらに記事は、日本は自然災害の多い国であり、日本人も常に強い危機意識を持って生きていると伝え、この危機意識が日本人を悲観的にしているものの、実際の日本経済には大きな問題があるとは言えないと指摘。それは日本が国外に莫大な資産を持ち、もう1つの経済圏を構築しているためであると伝え、これが「失われた20年」を経ても日本が今なお豊かな国である理由だと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)