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暑い夏を快適に過ごすために活用したいのが扇風機だ。省エネ性が高いだけでなく、風を細かくコントロールできる「DCモーター」を搭載したことで、数年前から大きく見直され始めた。最近では基本性能やデザインだけでなく、機能が大幅に進化したモデルも登場している。風の直進性の高い扇風機なら、エアコンと組み合わせてサーキュレーターとして使うこともできる。今回は数ある中から、3万円前後のモデルを中心に比較してみたい。



パナソニック

F-CP339

実勢価格:2万6950円

なめらか気流7枚羽根を採用し、左右60〜90度、上下20度の立体首振りに対応する扇風機。衣類のニオイを消臭できるナノイー機能や、室温を感知して自動で5段階の風量調節を行う「温度センサー」を搭載。就寝時、起床時に組み合わせて使えるオン・オフタイマーのほか、時間ごとに風量を段階的に下げる「おやすみモード」も備えており、かなり機能が豊富なモデルだ。信州の蓼科高原に吹く風の速度や強弱のリズムなどのデータを採取・分析して再現する「DC 1/fゆらぎ」機能も備えている。

風の快適さ



【 近距離で風速をチェック 】



約1mの距離では2.18m/sと、特筆すべき風速ではなかったが、近距離の運転音は約56.1dBと静かで、実際に静かに感じられた。

【 少し離れた場所で風速をチェック 】



約2mで1.43m/s、約3mで1.15m/sと、どちらも普通の数値だった。風もゆらゆらとしていて昔ながらの扇風機という印象を受けた。

使い勝手の良さ



【 操作パネルやリモコンの使い勝手をチェック 】



オーソドックスなデザインのリモコン。文字が書いてあり迷わずに使えるが、ボタンが小さいのが難点。背面のホルダーにリモコンを収納できる。



本体の操作パネルはシンプルなデザインで、ナノイー機能は+と-の長押しでオン・オフできる。表示パネルがポール部にあるのがユニークだ。

その他の注目機能





風量などを表示するパネルをポール部に配置している。温度センサー機能はシャープと違って電源オン時にしか使えないようになっている。

IT・家電ジャーナリスト/安蔵 靖志の評価





派手さはないが機能は実直。音が静かで立体首振り機能も魅力

デザインがいいとか風の質が高いとか風速がすごいといった圧倒的な魅力があるわけではないが、すべてにおいてバランスが良く仕上がっているのが本機の特徴。温度センサーはシャープのように熱中症対策に使える「みはり機能」ではなく、室温に応じて自動的に風量を調節するというもの。その点では少し物足りなさを感じるが、上下左右に自動的に首振りしてくれる立体首振り機能は便利だ。温度センサーで室温を見極めながら風量を段階的に下げる「おやすみモード」も寝苦しい夜の味方になりそうだ。

安蔵 靖志/IT・家電ジャーナリスト 家電製品総合アドバイザー、AllAbout 家電ガイド。KBCラジオ「キャイ〜ンの家電ソムリエ」にも出演中。

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋

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