中国の人民解放軍の幹部が、中国と北朝鮮は今現在、軍事面での接触や交流を一切行っていないとテレビ局とのインタビューで語った。

中国・人民解放軍の大校(上級大佐)で、国防省国際軍事合作弁公室安全合作中心の主任を務める周波氏は、シンガポールのチャンネル・ニュース・アジア(CNA)とのインタビューで、人民解放軍は過去に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)との非常に多くの接触と交流を行っていたが、周知の中朝関係の変化により、今では全く行っていないと述べた。

それでも対話重視

血で固められた友誼と呼ばれてきた中朝両国の関係だが、周氏は「我々が朝鮮の地で戦った(朝鮮戦争への参戦)のは、はるか昔のことだ」と北朝鮮を突き放した上で、「中国は今、国連(安保理)の制裁決議を真剣に尊重する国際社会と連帯している」と述べ、国際社会と歩調を合わせる意思を明確にした。

さらに、「北朝鮮は米国との直接対話を求めており、中国は2003年から2007年まで6者協議のホストを務めるなど最善の努力をしてきた」「中国は今まで朝鮮半島の非核化と安定を実現することが利益になるとの立場を北朝鮮に対して示し続けている」と述べ、改めて対話重視の姿勢を示した。

同時に周氏は、様々な課題があり状況が非常に混乱しているとし、その一例として米軍が韓国に配備した高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)を挙げた。

ちなみにこのインタビューは、北朝鮮が4日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するよりも前に収録されたものだとCNAは明らかにしている。