11日、ソウル郊外の拘置所で拘束されている韓国の朴槿恵前大統領の境遇について、韓国と中国で異なる反応が寄せられている。写真は光化門広場。

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2017年7月11日、ソウル郊外の拘置所で拘束されている韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の境遇について、韓国と中国で異なる反応が寄せられている。

韓国・東亜日報は10日、収賄罪などで起訴され、ソウル郊外の拘置所に拘束されてから100日を迎えた朴前大統領の様子について報じた。韓国では今月に入って気温と湿度の高い日が続いている。朴前大統領は裁判のない日はソウル拘置所の独房で過ごしているが、矯正施設には冷房設備がない。そのため、朴前大統領は他の収容者らと同じく、洗面器とバケツにためた水を体にかけ、扇風機の風にあたるという方法で暑さをしのいでいるという。

朴前大統領は最近の医療相談で極度の疲労感を訴えているが、今の段階で健康状態に深刻な異常はないとされ、精神健康医学科の医師の受診を受けてもいないという。また、朴前大統領は1日3食をきちんと食べているものの、食べる量は提供された量の3分の1程度だといい、他の収容者らと同様、拘置所内で販売されている栄養ドリンクやビタミンCを購入して飲んでいるとのことだ。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは「当然。家にエアコンのない国民がどれだけいると思っている?」「扇風機すらぜいたくだ」「国民の気持ちを少しは理解したか?」など厳しいコメントが数多く寄せられている。また、「朴槿恵の部屋にヒーターを設置して」「洗濯や皿洗いをしてようやく人間らしい生活と言える。より人間らしい生活をさせるため労役も追加して」と主張する声もみられた。

一方、この話題は中国でも大きな注目を集めており、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、11日午前の時点で「朴槿恵、獄中で洗面器の水を浴びて涼む」が検索ワードランキングの1位になっていた。コメントは韓国とは対照的で、「政治の犠牲者だ」「国のために身を捧げた人が、国から捨てられたな」「犯罪者も人。猛暑に涼む権利はある。設備を充実させてほしい」「韓国はちょっとやり過ぎだと思う」など、同情的なものが目立つ。このほか、「大統領になった時、なぜ留置所にエアコン付けなかった?早めに退路を考えておくべきだった」と皮肉るコメントも寄せられている。(翻訳・編集/堂本)