11日、中国南西部、雲南省シーサンパンナの森林当局は、腹をすかせた野生ゾウによる襲撃から村民を守るため、ゾウのための「食堂」を開設した。写真はシーサンパンナの野生ゾウ。

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2017年7月11日、参考消息網によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは9日、中国南西部、雲南省シーサンパンナ(西双版納)の森林当局が、腹をすかせた野生ゾウによる襲撃から村民を守るため、ゾウのための「食堂」を開設したと伝えている。

約66ヘクタールの敷地があるシーサンパンナの野生生物保護区では、すべての外来の樹木と低木を取り除き、野生ゾウが好む食用植物を新たに補充している。

地元の森林当局者によると、雲南省の野生ゾウの数は過去10年間で倍増し、300頭を超えるまでになっている。その結果、ゾウ同士の食料競争が激しくなり、飢えたゾウは食料を求めて頻繁に村に近づくようになっている。

同省では1991年から2016年までに40人以上がゾウの攻撃で死亡している。今年5月にも2頭のゾウの攻撃で69歳の女性が殺された。彼女の夫は、妻がゾウに踏みつぶされるのをただ眺めるしかなかった。

林業当局は、「食堂」を設置したことで、ゾウが食料を探して人間の居住地域に進入する回数が大きく減ったことが、1カ月間のモニタリングで明らかになったと説明している。(翻訳・編集/柳川)